あの芸能人の仕事術は?

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ビートたけし、明石家さんま、所ジョージ、日本を代表するお笑いタレントであり、長寿番組を続ける彼らの姿を、プロデューサーという立場から観察しつづけた著者による本が、吉川圭三による「たけし、さんま、所の「すごい」仕事現場」 (小学館新書)です。本書は、タレントの素顔がかいまみえる本であることはもちろん、仕事を続けるとはどういうことかといった哲学に触れられるビジネス書として読むこともできるでしょう。

こだわりを見せる

著者は人気番組として知られる『世界まる見え!テレビ特捜部』を立ち上げた人物として知られます。世界中のテレビ番組を、いかようにして見せていくのか、面白おかしい場面もあれば硬派なタッチのドキュメンタリーもある「世界まる見え」には視聴者を飽きさせない工夫がつまっているといえます。その工夫は、本書に取り上げられている三名のタレントも持つものです。

気づかいの人

特筆すべきなのは所ジョージの気づかい力でしょう。相手のメリットを引き出し、きっちりと笑いに変えていく所ジョージの才覚は、誰も傷つけず、なおかつ嫌味もない、偽善的でもない、ひとつの笑いの理想形を現しているといえます。本書から得られたことを、仕事に、日常生活にと活かしていくことも可能でしょう。