こんにちは。
elims.ディレクター 加賀美 詠子です。

パワーストーン連載 第3回は、実際にパワーストーンブレスレットをつくるところをご紹介したいと思います。

elims.では、月に数回、代官山にあるヘアサロンのオフィスの一角を借りて、オリジナルのパワーストーンブレスレットの製作を請け負っています。



サロンでは、その人、それぞれの悩みを伺いながら、石のもつパワーをひとつひとつ説明します。
さらに、人間のエネルギーの通り道といわれる、チャクラの思想を取りれて、その人にベストなお守りになる、パワーストーンブレスレットを提供しています。

7色でグラデをつくることで、運気のバランスが整う



チャクラの思想とは、「人間の中には、人生におけるテーマをもつ7つのエネルギーの源があって、それをつかさどる部分を開くと、それぞれの潜在能力が引き出される」という考え方です。その「エネルギーの源」がチャクラ。

また、チャクラには、第1のチャクラは赤、第2のチャクラはオレンジ、というように、色とも連動しています。
それが、パワーストーンがもつ意味ともリンクしているんです。だから、チャクラの思想を組み合わせることで、より、お守りとしてのパワーが発揮されます。

elims.でパワーストンブレスのサンプルとして用意しているのはこのふたつ。



玉の大きさを不揃いにしているのは、デザイン性も重視しているからです。

パワーストーンは、石が大きいほどパワーが強い、と言われていますが、全部が大きいと繊細さに欠けて、アクセサリー感が薄れてしまうんですよね。だから、小さい玉と大きい玉をミックスさせています。

また、第1のチャクラから第7のチャクラまで、すべてが均等のバランスを保っている状態をよしとするのがチャクラの思想。そのため、石のもつ意味も色も違う、複数のパワーストーンを1本のブレスに混ぜるのがおすすめなんです。

ピンときた色の石をピックアップしてみる



なんだかツイてない、気分が上がらない…。とくに理由はないんだけど、もやもやしているというときってありますよね。そういうときは、パワーストーンを直感で選ぶのがおススメです。

本当に不思議なんですが、「惹かれる石」が持つ意味が、今のあなたにとって必要なもの、足りないものを示してくれるんです。



また、パワーストーンは天然石なので、同じ石でも、微妙に発色や柄が違います。その中で直感で「好き」と思ったものが、あなたを守ってくれる石になります。



直感で選んだ石の並べ方でも心のありようがわかる

「呪われてるんじゃないかと思うくらい仕事でスランプが続いて、最近、邪気払い っていう言葉ばかりネット検索している」というアラサーの働き女子が直感で選び、並べた石をブレスレットにしたのがコチラ。


透明感のある、キレイな色石が並びました。

「浄化されたい」という気持ちが表れているようですね。

それでは、ひとつひとつ、石の意味を見ていきましょう。

写真上、一番大きなピンクの石がピンクオパール。

女性性を高めてくれる石です。持ち主の内に秘めた愛情の表現力を高めてくれるため、愛され力をもたらしてくれます。
チャクラが司っているのは、愛・慈愛・許し・パートナーシップ。本人は「恋愛のことは今はどうでもいい」と言っていましたが、仕事でこそ円滑なコミュニケーションが重要ですよね。彼女自身が求め、補いたいという気持ちがあることがわかります。

その右隣の透明な石は、クラック水晶。
水晶は、浄化を司る石。ほかの石のパワーを、より引き出す機能があると言われています。

その左隣は、サードオニキス。
情緒の安定・魔除け・健康増進、という意味があります。魔除け力が強く、持ち主の周りのマイナスエネルギーを遠ざけて保護してくれる、お守りとして頼もしい石。
チャクラでは、自信・明るさ・生活力・腸内環境・性的魅力を司る第2チャクラになります。サードオニキスは、石の中央に黒目のような玉の柄があります。

これがクッキリしている石ほど、持ち主の「第3の目」となって魔除け効果が高いと言われています。

その隣はカーネリアン。

成功・勝利・行動力を意味し、エネルギーを活性化させる石です。仕事への後押し、そしてそこからの可能性の拡大や、成功へと導いてくれるパワーがあると言われています。チャクラでは、生命力・やる気・仕事・生きる土台を司る第1チャクラ。
彼女はブラウンがかった石を選びましたが、本来の色は実は赤なんです。本人も「仕事がスランプ」と言っていましたが、選んだ石にもそれが表れています。
でも、その隣が上で紹介したサードオニキスなんですね。魔除けの石でカーネリアンを挟むことで、運気アップを狙えます。

その隣、ミルキーゴールドの石はルチルクォーツ。強い活性作用を持ち、金運はもちろん、すべての幸運を引き寄せます。また、進むべき道への障害を取り除いてくれるパワーももちます。チャクラとしては、自律神経の調整・企画力・自己アピール・表現力を司る第3のチャクラです。

イエローの石はアラゴナイト。

安定したエネルギーを放ち、持ち主の心のバランスを整えてくれます。また、潜在能力を引き出し、勉学向上をもたらす石ともいわれています。人間的な魅力もサポート。社交運・出会いの引き寄せのほか、リラックスという意味もある石で、ストレスを感じている人が、選びやすい石です。チャクラは、ルチルクオーツと同様、第3のチャクラになります。
その隣の透明な石は、、再びクラック水晶。

さきほど、水晶は、ほかの石のパワーを、より引き出す機能があると言われています。本当に不思議なのですが、そのとなりは、また、仕事を司る、本来、赤色のカーネリアンなんです。彼女が仕事運をアップさせたい、という気持ちが石の並びにも表れているといえそうです。

その隣にふたつ並んだパープルの石はアメジスト。ラビズラズリを挟んでさらにアメジストと並びます。

アメジストもライズラズリも邪気払いの意味があります。チャクラはもっともスピリチュアルな意味あいをもつ第7のチャクラです。

その隣はグリーンファントム。

困難を乗り越えるお守りとされている石。また、癒し効果もあり、笑顔を引き出してくれます。チャクラは、成長・再生・癒し・安らぎを与える第4のチャクラ。
今回は、ほかの石とのバランスがよかったことと、「癒されなくてもいい。もっと切磋琢磨したい」という本人のリクエストで小さい石のままにしましたが、石の意味を知ったうえで、自身が「もっとここを強化したい」と思ったら、大きな石に変えたり、連ねたりすることもできます。

そのとなりのふたつはアマゾナイトです。
ホープストーンと呼ばれ、明るい未来を引き寄せてくれるパワーストーンです。希望・夢を叶える・ストレス緩和という意味があります。チャクラは、第4チャクラになります。
その隣の水色のふたつの石は濃淡が違いますが、どちらもアクアマリン。
天使の石といわれ、持ち主に癒しを与えてくれて、心を穏やかにしてくれるパワーがあります。実は、アクアマリンをふたつ選んでくれたので、グリーンファントムは小さくても大丈夫だな、と判断したのです。

アクアマリンは、友達や職場の人との関係を円満にしてくれる、「コミュニケーション」のお守りともいわれているので、仕事運アップにもいいんですよ。チャクラとしては、コミュニケーション能力・表現力・喉を司る第5チャクラ。「喉」ということで、芸能関係やタレント性のある仕事につく人にもおすすめの石です。

その隣のブルーはラリマークォーツ。
怒りや嫉妬などのマイナス感情を鎮めてくれる石です。チャクラは第5チャクラです。
その隣の濃いピンクの石は、ピンクサードオニキス。ピンク色をしていていますが、石の意味は、オレンジのサードオニキスと同じ、魔除けです。「とくに恋愛運を高めたいわけじゃないけれど、ピンク色がメインのパワーストーンブレスにしたい」という人にもおすすめの石です。

そして、最後はサンゴ(コーラル)。
これもピンク色ですが、生命力を高めるといわれていて、古くは危険な旅のお守りにもつかわれていた石。「危険から身を守ってくれる」という意味が転じて、魔除けの石ともされています。

長くなりましたが、まさに「邪気払いがしたい」という彼女にピッタリのパワーストーンブレスレットだと思いませんか?

できあがったパワーストーンブレスレットは、セージの葉の煙でいぶして浄化させてから、ご本人にお渡しします。



自分で選び、自分で並べたオリジナルのパワーストーンブレスレットは、自分ごと感が強く得られて愛着がもてるだけでなく、本当に自分が必要なお守りにできるのです。悩みの所在がよくわからない…という人は、この方法を試してみてください。

石を選び、触っているだけで、ヒーリング効果もあり、テラピーになります。そこでできあがったパワーストーンブレスレットを身に着ければ、安心のお守りになること間違いなしですよ。