治療方針を主治医に任せっぱなしでは、根治できない?
手術・抗がん剤・放射線の3大療法以外にも、取り入れることができるがんの治療法とその選び方を紹介。

2人に1人ががんになる! でも治療の選択肢は3つだけ

日本人は2人に1人が一生に一度はがんにかかり、3人に1人はがんで亡くなる、世界有数のがん大国。なのに、治療法の選択肢は少ないのが現状です。がんといえば、「手術・抗がん剤・放射線」の3大療法が“標準治療”とされています。もしあなたが、がんで病院に行ったら、これらの組み合わせで治療が行われることがほとんど。その結果「これ以上の改善は見込めない」となると、ホスピスなど終末医療しか残っていません。3大療法を行っても、多くのがんは再発するのに、再発の予防法がないのです。

標準治療は、がんを破壊消滅させることを目的とした治療。しかし同時に、免疫の強化や、自然治癒力を高めるなど、多角的な対策を行わないと根治はできません。また3大療法では、痛みや食欲不振など患者の苦痛が大きいですが、その対策が不十分。
すばるクリニック院長の伊丹仁朗先生は、こうした現状に疑問を持ち、30年以上前からがんを根治させる方法を探求しています。現在は、自分のクリニックで17種類ものがん治療法を実施。伊丹先生は、自分がもしがんになったら、手術や放射線での治療は行いますが、抗がん剤は使わないそう。多くの代替療法で、がんを治し再発を防ぐ方法を選ぶと言います。

3大治療以外にも、科学に裏付けされた治療法はある

代替療法とは、一般的な病院で行われる、通常の治療法以外のもの。その内容は幅広く、漢方などの伝統医学、薬草などを用いた民間療法や、サプリメントなどの栄養療法から、がんへの効果を検証中の「最先端治療」も代替療法に含まれます。中には高額な治療費がかかる方法もあるので、見極めて取り入れることが必要です。

伊丹先生は、3大療法以外の治療法を選ぶ基準として以下を挙げています。

1、副作用がほとんどない
2、科学的な裏付けがある
3、治療費が比較的安い

こういった条件に当てはまる治療法を「早く始めて長く続ける」、また「作用の違う方法を多く組み合わせる」のがポイント。科学的に実証されていて、かつ何百万という高額な費用がかからない治療法はあります。

新しい研究発表が続々! 自分でできるがんを根治させる情報

さらに、ほかにもがん治療を強力アシストしてくれる情報があります。まず、九州大学などの研究によると、進行性の胃がんの患者に胃薬で処方されるイルソグラジンを投与したところ、わずか2カ月でがんが消え、再発しませんでした。投与した量は1日4g。安価な薬ですし、がんの治療では胃薬を処方されることが多いので、医師に“私にはイルソグランジンが効くので処方して”と言えば大丈夫です。

また、女性の場合、乳がん手術は再発しにくい日と再発しやすい日があることがわかりました。英国の研究で、乳がん手術を受けた96人の10年後を追跡調査したところ、「卵胞期」の手術は40%、「黄体期」だと72%と生存率に大きな違いがあるというのです。卵胞期にNK細胞の活性が低下するため、再発率が高くなるのがその理由。乳がん手術は、月経終了後12日以降で、次の月経開始までの“大安日”を選ぶとよいでしょう。

がんの治療の新しい研究結果はどんどん発表されています。すべてを主治医に任せることはせず、自分でも知識を深めて治療に取り組むことが、がんの根治につながるはずです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと