3日のルヴァンカップで、FC東京の15歳、久保建英がついにトップチームデビューを果たしました。果敢にドリブルを仕掛けたり、FKからゴールを狙うなど、溌剌としたプレーを見せてくれたと思います。

若くていい選手が出てきた。日本のサッカーもどんどん進歩している。そういう見方もあるでしょう。ただ、一方で日本サッカーの問題点も浮かび上がっている気がします。

それは、久保がバルセロナの下部組織にいたから、これだけ注目されているという点にあります。もし久保がバルセロナのテストを受けず、日本にずっといたのなら、こんなに注目される存在だったのでしょうか?

日本で小学校のときに注目される選手は、体が大きかったり、スピードがあったりという特長を持っていることが多い気がします。もしかすると、久保は「うまいが体が小さい」と言われていた可能性があるのではないかと思うのです。

ですが、リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタ、シャビなどがいたバルセロナのスカウトの目には、別の特長が映っていたのではないでしょうか。止める、蹴るの基本技術と、さらに状況判断が、同年代で求められるレベルよりも上だと判断したのでしょう。

日本のスカウトが久保を見抜けなかったことが残念でなりません。もし見抜けたスカウトがいて、先見性のあるクラブがあれば、久保と12歳で契約するなど、しっかり囲っておくこともできたと思うのです。そしていい素質を持っていながら、日本のスカウトの視野から外れている選手もきっといると思うのです。

ですから、いい選手が出てきた、と喜ぶだけでなく、どうすればいい選手を見分けられるのかというノウハウが不足していたと反省し、海外のスカウトの目を学ぶことが必要だと思います。

そして最後に。久保はまだ15歳です。確かに15歳の中では飛び抜けているでしょう。ですがまだこの先どうなるかわからない選手なのです。僕は、慎重に成長を見守りたいと思っています。