AppleとFBIの対立が注目を集めた、銃乱射事件の犯人が持っていたiPhoneのロック解除のために、FBIがハッカーに支払った金額が明らかになりました。

FBIが銃乱射犯のiPhoneロック解除に支払った金額は?

2015年12月、米カリフォルニア州サンバナディーノ郡で起きた銃乱射事件の犯人が持っていたiPhone5cのロック解除をめぐり、AppleとFBIが真っ向から対立し、社会的に関心を集めました。
 
法廷闘争突入の直前になって、FBIが「第三者機関の協力が得られた」として訴訟を取り下げました。この時、FBIはハッカーに依頼してiPhoneのロック解除に成功したとされています。
 
ハッカーに支払った金額についてFBIは、機密事項として開示していませんが、ジェームス・コミーFBI長官が自身の任期中の給与総額より多い、と発言したことから130万ドル(約1億4,600万円)以上とみられていましたが、米メディアReutersが「100万ドル(約1億1,200万円)以下だった」と報じていました。

「FBIは90万ドルを払わなければならなかった」

カリフォルニア州選出のダイアン・ファインスタイン上院議員(民主党)は、現地時間5月3日に開かれた上院議会の司法委員会で、FBIのジェームス・コミー長官への質問の中で以下のように語り、FBIからハッカーに実際に支払われた金額が明らかとなりました
 

ダイアン・ファインスタイン上院議員


 

サンバナディーノの事件を知り、私はひどく衝撃を受けました。コミー長官は、そのデバイスのロックを解除するための予算を要求しました。そして、FBIは90万ドル(約1億円)を費やさなくてはならなかったのです。
 
私は、その後、デバイスのロックを解除するべき理由があったことを知りました。

 
なお、AP通信などの報道機関は昨年、FBIに対し、ロック解除を依頼した相手方と支払額の開示を求める訴訟を起こしていますが、FBIはいずれについても機密事項として開示に応じていません。

 
 
Source:Top Tech News
Photo:ダイアン・ファインスタイン上院議員公式サイト
(hato)