「私の経験では、プライドの高い男性に限って、EDになりやすいんですよね」
 こう話すのは、元AV女優で、スポーツジムのインストラクター経験もある竹下ななさん。AV時代の経験も含めると、これまで3000人以上の男性とセックスをしてきた“鉄マン美女”だ。

 そんな彼女が、これまでの実地体験から導き出したのが、冒頭の見解。まず、プライドの高い男性と、そうではない男性では、セックスのやり方が全く違うという。
 「プライドの高い男性は基本的にベッドで無口です。あまり変なことは言わない。黙々と仕事をこなすように、体を触ってくるんです」

 対して、いい意味でプライドのない男性は、ベッドでお喋りだという。
 「自分のシタいことを素直に口にされる人が多いです。『今度はバックでするよ』とか『俺、乳首も触ってもらいたい』とか(笑)。どちらが正しいというワケでもないんですけどね」

 女性によっても好みは違う。黙々と性行為をする男性を「男らしい」と感じる女性もいれば、ペラペラ喋る男性のほうが「コミュニケーションが取れて楽しい」と感じる女性もいるという。ただし、ED率でいえば、圧倒的に前者が多いという。
 「結局、プライドの高い男性は恥ずかしい自分をさらしたくないので、欲望も抑えているんだと思います。本当はシテみたいことも“変態”と思われるのがイヤで、封印してしまう。こういう性格がEDになりやすいのでは?」
 確かに一理ある。勃起はリラックス状態に起こる現象であるだけに、「格好をつける」=「緊張している」ことになり、勃起力を妨げているのだ。

 それだけではない。
 「もちろん、おしゃべり好きの男性であれ、勃起しない時はあるんです。ただ、普段から喋る男性は、『ヤバい! 今日ダメかも!』とかすぐに口に出す(笑)。逆に無口な男性は、ずっと黙ったままで、1人でなんとかしようと悪戦苦闘されているんですね」

 そういう姿を見せられると、女性も困るという。
 「どう対応すればいいのか分からない。下手なことを言って彼のプライドを傷つけるのもイヤだし。結局、なんともいえない重い雰囲気になるんですよね」

 こうした失敗をすると、プライドの高い男性ほどセックス恐怖症になるのだ。
 「一度失敗しちゃうと、次も怖くなる。負の連鎖に陥って、どんどん不安も増大するんだと思うんです」

 どうせならプライドなど捨てて、「ダメだ〜」「悪いけど元気ないから、ちょっと手伝って!」などと明るく伝えられるタイプになったほうがいい。
 「女性も、そのほうが気が楽になるんです。『もう!』とか言いつつ、母性本能も刺激されるんですね」

 ちなみに、いくつになっても元気な男性は、最強の甘えん坊だという。
 「いい年をしたオジサンなのに、ベッドでは堂々と甘えてきてダラダラ過ごす。要は女性といる時間が一番、リラックスできるんでしょうね。そういうタイプの男性は本当にアッチが強い」

 男のくせに…と思うかもしれないが、どんなに男らしく振る舞っても、勃起しなければ男らしさは台なしなのだ。

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。