英女性の肥満問題については英紙でも特集(出典:http://www.dailymail.co.uk)

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英マンチェスターを訪れたことがあるロシア紙の女性記者は、「見渡す限りここの女性はデブばかり。そんなだから男性もつい“同性”に走ってしまうのだろう」と感じたそうだ。さらに彼女はその気持ちを活字にして波紋を広げてしまった。英メディア『independent.co.uk』が伝えている。

ロシア最大の新聞である『コムソモリスカヤ・プラウダ(英名:Komsomolskaya Pravda)』に掲載された、アリサ・ティトコさんという女性記者によるそのコラム。チェチェン共和国で100人以上の男性の同性愛者が当局に身柄を拘束され、拷問を受け、死亡した者もいることに国際世論が猛反発しているが、これに反論する内容のものであった。

そこに“悪い都市の例”として挙げられたのが、アリサさんも訪れたことがあるという英マンチェスターのゲイ・ビレッジ。『ゲイ・ビレッジ』と描かれた標識やLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)のシンボルである“レインボーフラッグ”が強い存在感を示し、虹が描かれた看板を掲げるカフェやクラブが多数存在することに強いショックを受けたとして「もはや同性愛者のための街。そこはキスを交わす醜い同性愛カップルで溢れ、不快だった。モスクワにこんな通りがないことにはホッとする」などと綴った。

なかでも、かなり太った女性2名が結婚式を挙げる様子にドン引きしたというアリサさん。この街の女性たちを「ぜい肉がこぼれ落ちそうな段々腹にもかかわらず、レギンスやミニスカートを穿いている」などと批判した。「男性が図らずともゲイに走ってしまうのは、ひょっとしたら女性たちが魅力に欠けるから…そう考えるのは無理があるだろうか。彼女たちの肥満は大量のファストフードとポテト、それに巨大なジョッキでビールを飲むのが原因。モスクワも英国の二の舞にならないよう気を付けなければ」と続けた。

さらにロシアのLGBT事情について触れたアリサさんは、「伝統的で価値のある家族は男女で築くもの。同性愛を結婚に結び付けて考えてはならない。それは子供たちを混乱させるだけだ」と批判。ロシアでもゲイ人口が増えていることについては、母親が息子を幼い時から十分に叱ったり叩いたりしなくなったため、次第にナヨナヨした男性が増えてきたことが原因ではないかと論じ、「従来のロシアの姿をいつまでも保ちたいと思いませんか?」と読者に問いかけた。

ロシアでは同性愛宣伝禁止法が施行となった2013年6月以降、LGBTに対する風当りは一段と強くなり、嫌がらせや暴力も横行している。毎年6月下旬から世界各地で「ゲイ・プライド」のパレードが大賑わいを見せるが、ロシアはそれに完全に逆行。『家族の日』に合わせ、“両親と3人の子供。ストレートなファミリーこそがロシアの標準的な家庭”と謳った旗まで登場し、彼らの動きを強くけん制している。

なお、ドイツのメルケル首相は数日前の記者会見でロシアのプーチン大統領に対し、「チェチェン共和国におけるLGBTの人権保護および抗議活動の自由を」と呼びかけた。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)