米ロサンゼルスで行われたドナルド・トランプ大統領の移民政策に反対するデモ(2017年5月1日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米メリーランド(Maryland)州の検察当局は5日、同級生をレイプした容疑で逮捕された移民の男子生徒2人の訴追を見送ると発表した。この事件は、移民の厳格な取り締まりが必要な証しだとしてドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の政権がこれ見よがしに取り上げたため、全米で大きなニュースとなっていた。

 検察当局は、エルサルバドル出身の17歳とグアテマラ出身の18歳の男子生徒2人をレイプおよび性犯罪容疑で訴追しないと発表した。

 警察は2人を、授業時間中に14歳の女子生徒をトイレでレイプした疑いで逮捕していた。

 3月に起きたこの事件は、米国ですでに激しい論争が繰り広げられていた移民問題で、議論の矢面に立たされた。

 事件は、ショーン・スパイサー(Sean Spicer)大統領報道官が、「(トランプ)大統領が、不法移民とその取り締まりを重大な問題として扱う理由の一つは、このような悲劇があるからだ」と語ったのを機に全米で注目されるようになった。

 しかし、首都ワシントン(Washington D.C. )の郊外で民主党支持者が多いメリーランド州モンゴメリー(Montgomery)郡のジョン・マッカーシー(John McCarthy)州検事は、「この事件の事実は容疑を裏付けない」と記者団に語り、レイプと性犯罪容疑では2人を訴追しないとした。

 だが18歳の男子生徒については、捜査中に携帯電話から見つかった画像に関連して、児童ポルノの罪で訴追すると、マッカーシー検事は述べた。
【翻訳編集】AFPBB News