日産スカイラインが、1957年の誕生から60周年を迎えました。現役国産最古参のトヨタクラウンが2年早いだけですから、スカイラインは日本自動車史に2番目に長い歴史を刻んできたことになります。

当初スカイラインは、「プリンス・スカイライン」として誕生。その後プリンス社が日産に吸収合併されて、「日産・スカイライン」として生まれ変わりました。また国内市場とは別に米国市場では、直近の3世代が「インフィニティ」として販売されています。

歴代モデルも多種多様で、初代のプリンススカイラインから、現行のV37スカイラインまで、13代に渡ってモデルチェンジを実施しています。ボディ形状は2ドア、4ドア、ハッチバックにワゴン/バンと多彩で、初期にはオープンモデルもありました。エンジンも直4、直6、V6が搭載されており、ディーゼルやターボ、ハイブリッドもラインナップ。駆動方式はFRが定番で、4WD仕様も用意されていました。

またスカイラインといえば、レースの「R」ですよネ。

そもそもスカイラインGT-Rは、レースに勝つためにR380のレーシングエンジン「S20]をデチューンして、3代目のハコスカに搭載したのが始まりでした。ハコスカGT-Rが達成したレース通算50勝の驚異的なポテンシャルは、4代目ケンメリにも引き継がれたものの、排ガス規制のために僅か197台が生産されただけで短命に終わりました。

そして16年の時を経て、全く新しいテクノロジーで武装した第2世代のスカイラインGT-Rが登場しました。8代目R32、9代目R33、10代目R34は、名機RB26DETTと可変4WDのアテーサE-TS、そして4輪操舵のスーパーハイキャスを搭載。ノーマルでのハイパフォーマンスはもちろんのこと、レースやチューンドカーの世界でも、極めて高いポテンシャルを発揮してきました。

ちなみに現行の日産GT-Rは、スカイラインの冠が外れ、グローバルモデルとしてスーパースポーツの世界に旅立っていったのはご存知のとおりです。

思い起こせば、スカイラインほど日本人にこだわりをもって愛された車は、他にないと思います。

モデルチェンジの度に「こんなの、スカイラインじゃない!」とか「今度のスカイラインは凄い!」とかいって、クルマ好きの間で熱く語られたものです。

60年の歴史を紐解くと、スカイラインは「ファミリー」「スポーツ」「高級」の3つの軸を持ち、社会情勢や技術、マーケット等を反映して、世代毎に軸足を変えてモデルチェンジを行ってきました。そして、それぞれの世代と軸に熱烈なスカイラインファンがいるからこそ、様々なスカイライン像があり議論が巻き起こるのだと筆者は考えています。

実は筆者も、新車で購入してから25年間、スカイラインを愛車として付き合ってきましたから、スカイライン大好き人間なんですヨ。そこでスカイライン生誕60周年を記念して発行された「歴代スカイラインのすべて」から、各世代のスカイラインを紹介していきたいと思います。次回は、初代プリンススカイラインの巻です。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

生誕60周年記念 歴代スカイラインのすべて
(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://motorfan-newmodel.com/special/skyline_60th/

スカイラインは、日本人にこだわりを持って愛されたクルマだ!【スカイライン生誕60周年】(http://clicccar.com/2017/05/07/469760/)