上司の「最も頼れる部下」である悪夢、抜け出すための4つの策

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上司にとっての一番の頼れる部下であることは、職場において他の人たちから敬意を払われるべき「地位」を与えられていることを意味する。組織内で権力や影響力を持つ人たちに、近づくこともできる。

だが、その立場があなたに悪夢をもたらすこともある。上司の頼みにいつでも「イエス」と言い、何でもできる部下だということが分かると、夜中でも週末でも、いつでも呼び出されることになりかねない。頼めば何でもやってもらえると思われれば、あなたにとっては非倫理的だと思えるようなことまでやらされかねないのだ。「頼れる部下」であることは最終的に、あなた自身の尊厳や、私生活も奪い取ることになりかねない。

こうした困難な状況に陥っており、そこから抜け出したいと考えている人もいるだろう。どうすることもできないと思い悩んでいるかもしれない。しかし、もしそうだとすれば、上司に手放せない存在だと考えられていることで、実はあなたには力も影響力もある。次の4つのステップを踏むことで、自分に対する評価を一切損なうことなく、自分自身の生活と、自尊心を取り戻すことが可能だ。

1. 期限を設ける

いつでも当てにされる人でいるのが嫌なら、期限を設けることだ。昇進の候補に挙がるまで、あるいは今の部署の人材不足が解消されるまで、などと自分で決めておくのだ。何でも言うことを聞いていては、疲れ果ててしまう。そうした関係があなたにとっても上司にとっても都合よく機能する期間には、限度がある。

2. はっきり伝える

当てにされているということは大抵の場合、本来の仕事に加えて、担当外のプロジェクトに関わることを頼まれたりすることだ。どちらもこなすのは難しいと思うかもしれない。そうした場合は上司にそのことを伝え、どう優先順位をつけるべきかアドバイスを求めるといい。上司があなたの仕事の全てを把握していない場合もある。伝えることも、あなたの仕事のうちだ。

3. 他の人に任せる

上司が何かにつけてあなたを頼るからといって、あなたが全てをやらなければいけないというわけではない。上司の中には、仕事がどのように進められるかまでは気にしない人もいる。あなたの監視下で、その仕事が完了されれば問題はないはずだ。インターンや同僚に、手伝ってほしいと頼んでみよう。あなたはリーダーであり、代表者であればいい。

4. 断る

他に方法がないときには、上司の頼みにも「ノー」と言おう。いつでも当てにされることで自分の生産性が下がっていると思えば、頼りになる部下であることの「地位」にはもはや価値がない。

ただ、何かを断るときには丁寧に、理由は生産性など仕事に直結したものに限定しておこう。上司やその他のものに対する憤りが理由でも、それは自分の中だけに収めておくことだ。

常に「イエス」と言い続け、何でも引き受け、そして生産性が下がってきたというなら、それはあなた自身の価値にとっても、組織にとっても損失だ。「ノー」と言うには勇気がいる。だが、自尊心を保つためには勇気が必要なこともある。

望まないのに頼られるようになってしまった場合、打ちひしがれたり、その後に望みがないような気分になったりすることもある。でも、忘れてはならない。頼られる人には力があり、それを利用することができる。それらをうまく生かすことができれば、悪夢を抜け出し、自分のキャリアに対する主導権を取り戻すことができる。