2日、韓国人男性が旅をしながら日本を紹介するネット配信番組の生放送で、「ファッキンコリアン、ゴーアウト」と罵倒される場面が流れ、物議を醸している。韓国・ソウル新聞など多くの韓国メディアに加え日本のメディアも伝えた。写真は京都。

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2017年5月2日、韓国人男性が旅をしながら日本を紹介するネット配信番組の生放送で、「ファッキンコリアン(Fucking Korean)、ゴーアウト(Go out)」と罵倒される場面が流れ、物議を醸している。韓国・ソウル新聞など多くの韓国メディアに加え日本のメディアも伝えた。

これは先月28日、「BJミンソン」として知られる韓国の俳優のユ・ミンソンさんがYouTubeの生放送番組撮影中での出来事だった。BJとはBroadcasting Jockeyの略で、韓国で人気のライブストリーミングサービス「AfreecaTV」で動画配信をする人のことだ。

問題の場面は、ユさんが京都の通りを歩いて1軒のラーメン店を見つけ、「ここ良いね」と言って中に入ろうとした時に起きた。お店の人に日本語で「ここは居酒屋ですか」と尋ねると、店から出てきた客に「ファッキンコリアン、ゴーアウト」などと追い返された。

ユさんは「争いになるのが嫌で我慢した。本当に警察に行く(ことになる)のが嫌で我慢した」とし、「『あなたのような人がいるから、日本が悪く言われるのだ』と言いたかったけど、日本語ができないので言葉にしなかった」と語った。一方で、韓国メディアの取材には「今後も、韓国と日本がもっと友好関係を築けるよう努めたい。日本の方には、私に悪口を言った人を許してほしい」とも語っている。

この出来事は日本でも話題になっており、4日に放送された日本のテレビ番組でも取り上げられた。番組によると、問題となったラーメン店は、動画が配信されてから休業中。SNSでは店への批判が集まり、店側は公式ツイッターで謝罪したが、その内容が「責任を客に転嫁している」としてさらに批判が集まり、再度店側が謝罪するという状態になっている。

同番組の取材に対して、ユさんは「この映像で万が一、お互いの感情が悪化し、日本のことをよく知らない韓国人が誤解するのではないか心配です」と日韓関係への影響を案じていた。

韓国のネットユーザーからは「日本人の嫌韓意識を示す良い例だ」「こんな事を言われるのになぜ日本に行くんだ?」「日本になんか行かなければ良い」など、極端な思考に走ったコメントや、「日本の良いところを紹介している人を罵倒するなんて、(日本は)韓国人だけじゃなく多くの外国人観光客に悪い印象を持たれる」と指摘する声が寄せられた。

一方で、「撮影する前に許可を取るべきだったと思う」「直接カメラを突き付けて取材するのも問題だった」など、ユさん側にも非があったとする意見も見られる。(翻訳・編集/三田)