仏パリでファッションショーに出演したモデルたち(2009年10月4日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】痩せ過ぎのモデルや、体形を極端に細く修正したモデルの画像が、ファッションの中心地フランスで近く過去のものになる。若い世代を拒食症の危険から守るための規制が法制化されたためだ。

 6日に施行された新たな法律は、仏国内で活動するモデルに対し、体格指数(BMI、身長と体重から算出される肥満度を測るための指標)が基準値未満ではなく、全体的に健康であることを証明する医師の診断書の提出を義務付けている。10月には、モデルの身体またはその一部に修正を施した画像はその旨を記した注意書を必須とする2番目の法律も施行される。

 保健省はこうした法制化の目的は、痩せ過ぎのリスクに特にさらされているモデルたちの健康を守ることのみならず、「達成できない美の観念の奨励を阻止し、若い世代の拒食症を防ぐ」狙いもあると説明した。

 医師の診断書は2年間有効で、BMIの一般的な平均値(18.5〜24.9)を踏まえ、BMIが18.5未満のモデルは痩せ過ぎで健康問題を抱えやすいと規定される。また、基準を下回るモデルを雇用するなど、この法律に違反したモデル事務所などの雇用者には、最高で禁錮6か月または7万5000ユーロ(約930万円)の罰金を科せられる可能性がある。

 拒食症などの摂食障害は15〜24歳の年齢層において、交通事故に続いて2番目に多い死因。痩せ過ぎモデルの規制は、スペインやイスラエル、イタリアでも実施されている。
【翻訳編集】AFPBB News