4日、昨年苦境に陥った海運業界が今年に入って回復傾向にある。資料写真。

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2017年5月4日、百度百家は昨年苦境に陥った海運業界が今年に入って回復傾向にあるとする記事を掲載した。

2016年は海運業界にとっては非常に厳しい1年だった。韓国の海運大手・韓信(ハンジン)が経営破たんしたほか、昨年だけで世界のコンテナ輸送企業大手20社のうち6社が消えてしまった。しかし、今年に入って業界に暖かい風が吹き始めている。

2015年現在で世界のコンテナ市場シェアの約50%を持ち、コンテナ生産販売量世界一の中国国際海運集装箱集団(中集集団)の今年第1四半期の営業収入は前年同期比40.95%増の146億7600万人民元(約2400億円)となった。同集団によると、昨年第4四半期よりコンテナのニーズが大幅に改善したという。

そして、業績が回復したのは中集集団だけではない。中国最大の海運会社・中遠海控も今年第1四半期の営業収入が201億100万元(約3290億円)で前年同期比48.14%増となるなど、海運業全体が回復基調にある。

その背景にはコンテナに対するニーズが急速に高まったことがある。中国税関当局によると、今年第1四半期における中国からのコンテナ輸出額は前年同期比で113.2%増の16億6300万ドル(約1880億円)となった。また、世界経済の成長加速も大きく影響し、昨年1年間の世界の商品貿易額が前年比1.2%増と2009年以来最低の伸び率を記録した一方、昨年第4四半期の伸び率は第3四半期の倍近くにまで高まった。

今年の経済成長率は昨年より0.5ポイント高まり、来年はさらに伸び率が大きくなると国連は予測している。海運業界にとってはさらに追い風が吹きそうだ。(翻訳・編集/川尻)