ボクシング、キャッチウエイト戦。フリオ・セサール・チャベスJr.(左)にパンチを打ち込むサウル・アルバレス(2017年5月6日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ボクシングのノンタイトルマッチが6日、米ラスベガス(Las Vegas)のTモバイル・アリーナ(T-Mobile Arena)で行われ、WBO世界スーパーウエルター級王者のサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が判定の末3-0で元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベスJr.(Julio Cesar Chavez Jr.)を下した。

 試合後にアルバレスは、9月16日にミドル級王者のゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)と対戦することになると明かした。

 アルバレスは「ゴロフキン、次は君だ、友よ。どこにいるんだ?」とゴロフキンをリングに呼んだ。リングサイドで試合を観戦していたゴロフキンはアルバレスに対し、「おめでとう。この大きなショーに携われて興奮している」と語っている。

 キャッチウエイト164.5ポンド(約75キロ)契約による対戦で「カネロ(Canelo)」ことアルバレスは、トレーニングのようにジャブやフック、コンビネーションを自由自在にチャベスへ打ち込み、圧勝を飾った。あたかもスパーリングを行っているかのようにチャベスを一方的に攻めたアルバレスは、試合を通じてラウンド間は立ちっぱなしだった。

 一方、10センチほど身長のアドバンテージがあったチャベスは、試合中も試合後も満員の観衆からのブーイングを浴びていた。

 アルバレスは試合について、「大きな相手に対しても自分が動いてパンチを繰り出すことができると示せた。彼はパンチすら出せなかった。必要もないからスパーリングの時に座ったことはないし、ここでも必要なかった。陣営に対しては必要になるまで座らないと言っておいた」と語っている。

 アルバレスはチャベスの71発に対し228発のパンチを浴びせると、31パーセントのジャブを成功させる驚異の数字を残した。

 アルバレスは2013年のフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)氏との一戦に敗れたのが唯一の黒星となっており、戦績を49勝1敗1分けとしている。

 試合を前に本命とみられていたアルバレスだったが、その理由が分かるまでに時間はかからなかった。チャベスはアルバレスのパンチに対してなすすべなく、3発、4発、時には6発のコンビネーションパンチを受けた。

 元王者のフリオ・セサール・チャベス(Julio Cesar Chavez)を父に持つチャベスは5回には左の鼻から血を流し始めた。最終ラウンドを迎えるころには両方の鼻の穴から流血し、左目は腫れ上がって閉じかけていた。
【翻訳編集】AFPBB News