パレスチナ自治区ガザ地区ラファで、モスク新設式典で演説するハマス政治部門幹部のイスマイル・ハニヤ氏(2017年2月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は、最高指導者となる新たな政治局長にガザ地区の指導者だったイスマイル・ハニヤ(Ismail Haniya)氏(54)を選出した。ハマスが公式ウェブサイトで「諮問評議会(シューラー、Shura Council)は6日、政治局のトップにハニヤ氏を選出した」と明らかにした。

 前任のハーレド・マシャル(Khaled Meshaal)氏はカタールの首都ドーハ(Doha)に亡命したまま最長2期と定められた任期が満了。これに伴い、ガザ地区、ヨルダン川西岸(West Bank)の評議会委員と在外パレスチナ委員を結ぶテレビ会議で実施された政治局長の内部選挙で、ムサ・アブ・マルズーク(Mussa Abu Marzuk)氏やモハメド・ナザル(Mohamed Nazzal)氏らハマス幹部を抑えてハニヤ氏が選出された。 

 ハマス内では現実主義者とされるハニヤ氏は、2007年からハマスが実効支配を続けるガザ地区にとどまったまま、国際社会における孤立からの脱却を目指しながら、組織内の強硬派も取り込み、ハマスの舵取りを担うことになる。

 ハマスが1日に発表した新綱領は、イスラエルの破壊を掲げた1988年のハマス憲章よりも対決姿勢を軟化させた内容となっている。
【翻訳編集】AFPBB News