自民党の二階俊博幹事長はこのほど、香港の鳳凰衛視のインタビューに応じ、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への日本の参加について、「可能性はある」と語った。(イメージ写真提供:123RF)

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 自民党の二階俊博幹事長はこのほど、香港の鳳凰衛視のインタビューに応じ、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への日本の参加について、「可能性はある」と語った。

 鳳凰衛視の「独家評論」という番組では、日本がAIIBに参加する可能性があるとした二階幹事長の発言について分析し、鳳凰衛視のウェブサイトでは4月29日付で、この分析内容を紹介する記事を掲載した。

 記事は二階幹事長に対するインタビューの要点、および、二階幹事長の発言に対する評論員の分析を紹介している。この評論員は、まず自民党内における二階幹事長の実力を高く評価したうえで、もともと日本にはAIIBに加入する意向があったが、米国の反対によって加入しなかっただけだと主張。そのため日本はAIIB参加の機会をずっと待っていたが、トランプ大統領が米国のTPP参加を取りやめたことにより、「日本は米国に対してAIIBに参加する理由を説明できるようになった」との見方を示した。

 しかし、二階幹事長の考え方は必ずしも安倍首相の考え方と一致しているわけではないと主張。香港メディアのインタビューにおける発言は安倍首相に対する牽制の意図を含んだものでもある可能性もあると説明。従ってAIIBへの日本参加に含みをもたせた二階幹事長の考え方は、必ずしも日本政府の考え方ではないと指摘した。

 AIIBは中国の国家プロジェクト「一帯一路」構想実現に向け、インフラ整備のための資金供給をする役割も担っているが、報道によれば二階幹事長は一帯一路について鳳凰衛視によるインタビューのなかで、中国側のリーダーシップで行われることであるにせよ、中国と日本が協力し合えば良い成果をもたらすことができると語っている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)