新世代規格「USB Type-C」を活用できるPC周辺機器5選

写真拡大

最近、よく聞くようになったUSB Type-C。「“たいぷしー”ってなによ!?」と思いますよね。これまで主流だった、USBと呼ばれる表裏があるタイプはUSB Type-Aになります。Type-Cはそれの進化版です(実はType-Bもあります。プリンタなどで使われている真四角に近いものがそれです)。サイズはType-Aより小さくなり、そしてなによりうれしいのが上下などの向きがないところ! これまでノールックで挿そうとして何度コジったことか…。そんな事態はType-Cではなくなります。ちなみにAppleではUSB Type-CのことをUSB-Cと呼んでいます。紛らわしいですが、どちらも同じものです。

最大の特徴は、双方向に電源供給が可能なことと、映像出力用として使えること(すべてではありません。USB3.1対応である必要があります)。調べていくとかなりややこしいのですが、最新PCには積極的に採用されていることから、今後は従来のUSB Type-Aに代わってType-Cが端子の主流になることは間違いありません。

もうすでに自分のPCには付いているという人もいるのではないでしょうか。そんな人なら痛感しているかもしれない“端子足りない問題”と“対応機器少ない問題”。切り替えの過渡期だけあり、これからどんどん増えてくるであろうUSB Type-C対応機器ですが「んなこと言ったって、いま必要なんですけど」という声も聞こえてきそうです。そこで、現在入手可能なUSB Type-C機器を5点ご紹介します。MacBookユーザーだけでなく、最新WindowsノートPCユーザーも必見です!

■ドック

とにかく拡張性がない! というのがUSB Type-C搭載PCユーザーの悩みどころではないでしょうか。そもそも端子のサイズが小さいため、厚さをできるだけ薄くしたいモバイルPCに積極採用されているために、たとえばUSB Type-Aポートがなかったり、有線LANポートがなかったりと、とにかく端子がないない尽くし。Type-C搭載PCの先駆けともいえるMacBookなんかは、Type-Cポートひとつしかありません。ここから電源取ったら、もうそれだけで使える端子がなくなっちゃいます。まるでiPhone 7のようですね。おそらくAppleとしては、なんでもワイヤレスでやっちゃえばいいじゃん! という考え方なのかもしれませんが、いまある環境にフィットさせるのはなかなか難しいというのが現状です。

そこで活躍するのがドック。ハブというと、同じ端子を増やすモノですが、ドックはType-Cの多機能性を活用し、さまざまなポートを増やせる、神のような存在です。たとえばこの「Type-C Multi Port Adapter」の場合は、USB3.1 Type-A×2、USB3.1 Type-C×1、有線LANポート、HDMI、電源ケーブルを挿すパワーデリバリー用USBが同時に使えるようになります。これまで電源ケーブルを挿しておしまいだったPCのType-Cポートひとつが、抜群の拡張性を持つことになるんです。これこそType-Cならではですね。

>> LANもHDMIもType-Cも!MacBookのコネクタ不足を解消します

 

■USBメモリ

クラウドだなんだ言ったって、いまだにUSBメモリって使われてますよね。データを物理化できるって、なんて分かりやすいんだと思ったりしますが、USBメモリが有効活用できているのって実は、どこに持っていっても使える、どのPCにもUSB Type-Aポートが付いているからなんですよね。それが、持っていった先がType-Cしか使えなかった場合。これはもうどうしようもありません。今後Type-Cが主流になるからといって、この過渡期にType-CだけのUSBメモリを持つわけにもいかないし…。そんな状況は、Type-A、Type-Cどちらにも使えるUSBメモリしか解決のしようがありません。Type-C PCのユーザーにこそ持ってほしいアイテムかもしれません。

>> USB Type-CとかAとか分からないけど、これなら両方使えます!

 

■変換アダプタ

こちらは、Type-CをmicroUSBに変換できるアダプタです。microUSBといえば、まず思い浮かぶのがAndroidスマホ。そんなスマホのデータのバックアップを取る時やスマホで撮影した画像をPCに持っていく時、最も分かりやすいのがPCと直接つなげる方法。特に数が多い=サイズが大きい場合は、有線でつなげるのが効率的です。それすらもPCにType-Cしかないばかりに諦めていた。なんて場合も、このアダプタを使うことで今あるケーブルも使えるようになります。

>> microUSBをType-Cに!充電もデータ転送もできる変換アダプタ

 

■カードリーダー

スマホとPCの連携でいえば、SDカードを介するという手もあります。最近主流のmicroSDカードをストレージとして使って、スマホ→PC、PC→スマホといった機器間のデータ移動を行うという方法です。これならmicroSDカードを挿せないiPhoneとだってデータのやり取りが可能です。そんなシーンに便利なのが、数多くの端子を備えるカードリーダーです。この「iType-C Reader」は、Type-CやLightningだけでなく、アダプタを使うことでUSB Type-AやmicroUSBにも対応します。移動させたいデータは、カードリーダーに挿したmicroSDカードを使うだけ。これを万能USBメモリとして使うという手もありますよ。

>> 小さくて有能!iPhoneもPCもこのmicroSDカードリーダーひとつでOK

 

モバイルバッテリー

USB Type-Cの最大の利点は電源用としても使えること。よくあるメーカー独自の電源端子規格というわけではないので、これってもしかしてモバイルバッテリーからも給電できるのでは!? と思ってしまいますが、答えは半分アタリです。ノートPCに電気を供給するには、ある程度の出力が必要です。なので、モバイルバッテリー側もその出力に対応する必要があります。たとえばこのAnkerの大容量モデル「PowerCore II 20000」の場合、容量的にはノートPCにも使えます。しかし出力が問題に。3ポート合わせて最大30Wが仕様ですが、ひとつのポートからでは最大15W(5V×3A)となってしまいます。これでもモバイルバッテリーとしては大きい出力なのですが、なんとか充電できるのは現状12インチのMacBookぐらいです。とはいえ、今後は出力(=電圧)の強いモバイルバッテリーが出てくるかもしれませんね。

 

なんだかんだ言って、ひとつの規格でなんでもできることは歓迎すべき流れです。またUSB Type-Cは電源、映像、LANとなんにでも使える万能性があり、さらに端子のサイズも小さいことから、使ってみるとその利便性がよく分かります。現在はゆるやかに切り替わっている時期ともいえます。今後も多様なType-C対応機器が発売されていくことが予想されます。Type-Cユーザーは「あれしたいんだけどなんかないかなぁ」と思ったときはちょっと探してみてください。対応機器は日に日に増えてきている状況なので、自分にぴったりのモノが見つかるかもしれませんよ。

 

(文/&GP編集部)