普段、自分のなかでケンカになりやすい、またトラブルが起こりやすいと感じる相手がいるなら、「伝え方」を見直すチャンスです。もしかしたら、自分が思ったことをそのまま口に出していませんか? 相手にイヤな思いをさせないのもマナーのひとつです。衝突しないためにも、一度頭で考えてから発することでトラブルが激減するはずです。
今回は、衝突を防いで相手を動かす方法をお伝えしていきます。

衝突せずに相手を動かす5つの方法

1: 相手の好きなこと

話すときは相手の好きなことから話題にしたり、お願いごとをするときも相手の好きなことからお願いすると、あなたに好感を持ち思い通りに動いてくれます。自分の好きな話題をふられてイヤな思いをする人はいません。
たとえば「Aさん、手芸が得意ですごいな。私は手先が不器用だからうらやましい。よければこの細かい作業、お願いできるかなぁ?」といったように、好きなことをさりげなく話題にすればお願いごともイヤな気はしません。ケンカになりやすい相手でも、相手の好きな話題を先にふることでそれを回避しやすくなります。

2: あなた限定にする

人間は“あなただけ”と特別扱いをされると、つい心が動いてしまう生き物です。たとえばお願いごとをするときも、「信頼しているあなたにやってほしい」というと自分が選ばれたという優越感から、少し面倒なことでも引き受けてくれます。悩みやさりげない会話も「あなたには話しやすい、きいてくれてありがとう」と伝えるだけで、相手が気持ちよく動いてくれます。

3: 「一緒に」を使う

女性はとくに「一緒に」と言われることによろこびを感じ、仲間意識が生まれて「この人と頑張ってみようかな」と感じるため、気持ちが傾きます。相手はAで自分はBといったような、お互いの意見が食い違ってしまったときに、「Aも素敵ね」と認めたうえで、「私は今回Bがいいと思うの。一緒に頑張ろう」などと言うと効果的です。

4: 感謝をする

人は感謝をしてくれた相手に対して仲間意識を抱き、今後の頼みごとも引き受けたくなります。お願いごとと一緒に、「本当にありがとう」と言われたら断りにくくなるのです。どうしても仕事で少し無理なお願いごとをしたい場合などに効果的です。常に感謝の気持ちをもって言葉を発するだけで、衝突は激減しますよ。

5: 期待にこたえたい

人は期待をされると、その通りの結果を出したくなります。たとえばテストの点数が悪く、親に「どうしてこんな問題がとけないの?」としかられるよりも、「お疲れさま、50点もとれたね! 次はもう少しいくといいね!」とほめられた方が、次のテストの点数が上がることがわかっています。
相手に、“楽しみにしている・頼りにしている”と伝えることで、期待にこたえたい思いから関係も良好になります。これは仕事でも家族でも効果あり!

いかがでしたか? お願いごとをするときや意見が食い違って自分に合わせてもらいたいときなどは、自分の考えを頭ごなしに伝えるのではなく、相手のメリットを考えて発言をするだけで、相手が動いてくれるようになりますよ。とくに仕事ではこういった場面が多いと思うので、さっそく使ってみてください。