学芸員と図書館司書の現状

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政治家の「学芸員はがん」発言を受けて、学芸員という職業に注目があつまっています。さらにネット上では図書館司書の給料の安さも問題となっています。博物館学芸員と図書館司書はともに文部科学省が設置する国家資格です。しかしながら、一方では使えない資格の代名詞であるともいわれています。それはなぜでしょうか。

大学で単位を取ればなれる

博物館学芸員と図書館司書はともに、大学の学部課程で単位を取得すれば、そのまま資格保有者となります。もちろん科目ごとの試験はありますが、それは落とすタイプの試験ではなく、認定するタイプの試験であるといえるでしょう。よほど成績が悪い場合をのぞいて、授業に出ていれば単位取得は可能だといえます。高度な専門性が要求される一方で、大学の単位取得のみで取れてしまう現状があるのです。

求人が少ない

さらに資格取得者に対して求人数が圧倒的に少ないのも問題です。例えば図書館司書は、資格取得者は年間1万人といわれていますが、それに対して正規の図書館司書の求人は全国で年間数百人といわれています。博物館学芸員となるとさらに求人倍率ははねあがります。圧倒的に不均衡な状況がそこにはあるのです。かといって仕事の内容も関係しているので、求人数を一気に増やせばいいというものでもなく、ジレンマ状態にあるといえるでしょう。