Volkswagenの現行SUVの一つ、トゥアレグ。(c) 123rf

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 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は、5日に記者会見を開き、2020年までに多目的スポーツ車(SUV)の車種を現行の2車種から19車種まで拡充すると発表した。ディーゼル不正事件の後遺症が残るフォルクスワーゲンであるが、2025年の営業利益率目標は6%。事件後に打ち出した合理化策を背景に、人気があり利益率の高いSUVを強く打ち出し、米国など苦戦が続いている市場での売り上げ改善を目指していく。

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 まず年内に、SUV2車種が追加される。来年には5車種が追加される予定。そこには7人乗り大型SUVや主力車種である「ゴルフ」のSUVタイプも含まれる。また、中大型のラインナップとしては、ハイブリッド車や電気自動車の追加を検討しているという。

 ちなみにフォルクスワーゲンの現行SUV2車種とは、トゥアレグとティグアンである。これらは日本国内でも販売されている。以下は記者会見の情報とは異なるが、日本での3車種目となるVWのSUVとなるのではないかと目されているのは、「T-ROCK」という車種だ。

 T-ROCKは2014年のジュネーブモーターショーでティグアンの下に位置付けられるコンセプトモデルとして初公開された。2ドア、かつルーフが取り外し可能で、アクティブ・スポーツモデルの印象が強い車種である。

 一部の予測では、今年のフランクフルトモーターショー(9月)で公開、日本発売は2018年からではないかと考えられている。

 もう一つ、フォルクスワーゲンの新型クロスオーバーSUVとして名を挙げなければならない車種がある。「アトラス」である。開発中は「トラモント」と呼ばれていたものだ。

 大型で力強いモデルであり、北米での販売を強く意識したスタイルである。ベースモデルのアトラスSは約345万円、最上位モデルのアトラスSELプレミアムは約543万円。

 こちらはアメリカではこの5月からの発売となっているが、日本での発売に関してはまだ未定とされている。