OPPOやVivo、Huaweiといったベンダーが中国国内で勢いを伸ばすなかで、AppleやXiaomi、そしてSamsungといった、かつて同国で大きな影響力を持っていたベンダーの凋落が止まりません。

ベンダー各社で明暗分かれる

調査会社Counterpointの調べによると、2017年第1四半期(1〜3月)で、中国におけるスマートフォン出荷台数は全体で4%の成長となりました。
 
しかし、その内訳をみると、OPPOが前年同期比で81%、Vivoが60%の大躍進を遂げる一方、Appleが-15%、Samsungに至っては-60%と大きく出荷台数を減らしていることが分かります。また、別の調査会社IDCの統計でも、Appleは前年同期比で-26.7%と停滞が目立ちます。
 


 
このように、中国スマートフォン市場で「勝ち組」と「負け組」がくっきりと分かれる傾向を「市場が成熟してきた」とみる向きもありますが、Counterpointのアナリストは、Appleの勢いが陰ってきたことについて「iPhone疲れ」がある、と指摘します。つまりiPhoneを持っていても、気軽に新しいiPhoneにアップグレードしないというわけです。IDCも、iPhoneの売れ行きが伸び悩んでいる理由の1つに、iPhone8を前にした買い控えがあることを挙げています。

高価格帯では敵なしのApple

もっとも、OPPOやVivoが大きく躍進するのは、低価格帯〜中価格帯のレンジであり、優れたセルフィー機能などを有するスマートフォンを持たなかった層を新たに開拓しているからで、もとよりAppleとは住み分けができている、とみることもできます。
 
事実、2017年第1四半期における高価格帯(約6万円以上)のスマートフォン売り上げシェアをみると、1位から4位まですべてがiPhone7となっており、このセグメント全体の80%を占めている「一人勝ち」の状況です。
 

 
また最近になって、Appleは5万円ほどで入手できるiPhone6の32GBモデルなど、これまで以上に廉価版の展開にも力を入れ始めており、中価格帯への影響力も強めています。
 
 
Source:IDC,Counterpoint,CNET
(kihachi)