調査会社Strategy Analyticsの最新レポートで、AppleとSamsungのスマートフォン販売価格差は、過去最高の465ドル(約5.2万円)まで拡大したことが分かりました。

Note7の販売停止で価格差が拡大

昨年SamsungはGalaxy S7などの端末売り上げが好調だったため、一時はスマートフォン市場で復権するのではないかとも言われていました。しかし、同社の人気商品であったNote7がバッテリー加熱で爆発するという問題が起きてしまったため、ユーザーの多くはiPhoneに流れてしまいます。
 
またハイエンドモデルだったNote7の廃止後、Samsungは低価格帯のスマートフォンで穴埋めをしなければいけませんでした。その結果、2016年第4四半期のSamsung製スマートフォンの平均販売価格は227ドル(約2.5万円)まで下落し、iPhoneの平均販売価格と465ドル(約5.2万円)まで差が開いてしまったのです。

AppleとSamsungの異なる販売戦略

Strategy Analyticsはレポート内で「AppleとSamsungのスマートフォン平均販売価格差は一時的なものではなく、今後さらに拡大する可能性が高い」と述べています。
 
これは両社の異なる販売戦略のためです。
 
Appleは高価格戦略をとっているため、iPhoneの平均販売価格は年々上昇し、2012年以降は約600ドル(約6.7万円)、現在に至っては700ドル(約7.9万円)近くまで上がっています。
 
今年秋に投入するiPhone8は、有機EL(OLED)ディスプレイ採用などにより端末価格が1,000ドル(約11万円)を超えるとの予測の一方、850ドル〜900ドル程度になるという見方もあります。
 
一方Samsungは、Galaxy Sシリーズといった高価格帯のものから、新興市場に向けたAシリーズやJシリーズなどの安価なモデルまで販売しているため、現在の平均販売価格は200ドル(約2.3万円)近くまで下がっているのです。
 
 
Source:The Korea Herald
(kotobaya)