ブラジル・サンパウロで行われた2012年ブラジルGPを終えたミハエル・シューマッハ氏(2012年11月25日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の世界タイトルを獲得した元名ドライバーで、スキー事故による大けがに見舞われたミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の容体に関する記事で訴えられていたドイツ誌ブンテ(Bunte)が5日、同氏への損害賠償金として5万ユーロ(約620万円)の支払いと訴訟費の一部負担を命じられた。

 シューマッハ氏が休暇中に頭部に重傷を負ってから2年が経過した2015年12月、ブンテ誌は見出し記事で「クリスマスの奇跡を超えた――ミハエル・シューマッハが再び歩行可能に」と報じた。

 しかし、独ハンブルク(Hamburg)の地方裁判所は、この記事がシューマッハ氏のプライバシーを侵害するものと判断し、同氏への損害賠償金に加えて訴訟費用の65パーセントを支払うように命じた。

「当法廷はこの記事が虚偽であるとみなす」と述べた判事は、判決の根拠について、シューマッハ氏が現在も歩行不可能であることから、記事が出た当時も歩けたはずがないと判断されると説明した。

 シューマッハ氏の家族は10万ユーロ(約1240万円)の損害賠償を求めていたが、同誌の記事は取材と情報源に基づくものであるとして、裁判所は情状酌量の余地があると結論づけた。

 2013年12月のスキー事故による昏睡状態から目覚めたものの、これまでシューマッハ氏は公の場に姿を現していない。現在はスイス・ジュネーブ(Geneva)近郊の自宅で治療を受けている同氏の健康状態について、家族はほとんど詳細を明らかにしていない。
【翻訳編集】AFPBB News