【使ってみたい】ブラックホールみたいに真っ黒! 世界でいちばんマットな「究極の黒い絵の具」が誕生

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イギリスのアーティスト、スチュアート・センプルさんがこのほど完成させたのは、 “世界一マット” な黒のアクリル絵の具。なにもかもを覆いつくしてしまいそうな底の見えない黒さに、見ているだけで引きこまれてしまいそうなブラックカラー。

「BLACK 2.0」と名付けられたこの絵の具、アーティストはもとより、色を研究する科学者、化粧品産業や建築物コーティングの専門家たちの力を借りて、センプルさんが作り上げたのだそう。

【いいにおいがするんだって♪】

「BLACK 2.0」はトップクラスの耐光性を誇り、光の反射を防ぐほどの黒さ、とのこと。しかもブラックチェリーの香りがするそうですよ。なんだかシャレてるう!

【絶対に購入できない人がいるらしい】

「世界一黒いわけではないけれど、他に存在する黒のなかではよりよいものだ」とコメントされているこちらの絵の具は世界中に出荷することができ誰でも購入できるそう。しかし……センプルさんが運営する販売サイト「Culture Hustle」によれば、ただ1人だけ購入することができない人がいるみたいなんです。

【その人物とは…そしてその理由は】

世界で唯一「BLACK 2.0」を使えない人物の名は、イギリス人アーティストのアニッシュ・カプーアさん。公式サイトには「誰でも使えます、ただしアニッシュ・カプーアを除く」といちいち書かれていて、なんだかちょっぴり気の毒になっちゃう。

しかしこれには、れっきとした理由があるようです。センプルさんのフェイスブックによれば、カプーアさんは2016年に発明された光の99.96%を遮断する黒の顔料「ベンタブラック(Vantablack)」の独占使用権を購入。自分以外は誰も、この顔料を使えないようにしてしまったのであります。

この行動に腹を立てたセンプルさんは、まずカプーアさん以外誰でも使える「世界で最もピンクなピンクパウダー」を開発。「BLACK 2.0」はその後にできあがったようですよ。

【深〜い黒は「怒り」の表れ!?】

双方の商品の販売ページにはハッシュタグ「#ShareTheBlack(#黒をシェアしよう)」があります。新技術による黒を独占する、つまり「シェアしない」カプーアさんへの怒りがここにも出ています。「ぜってーに負けねーからな〜!!!」という思いがひしひしと伝わってくるわけなのですが、新たな発明のそもそもの根っこにあるのは「強い怒り」というわけなのですね……。怒りのパワーしゅごい!

「BLACK 2.0」150ml入りのお値段は、日本円で約1300円とのことです。センプルさんをはじめ数多くのアーティストがこだわって作ったという「マットな黒」を、体感してみてはいかがでしょうか。

参照元:Culture Hustle [1][2]、Facebook
執筆=田端あんじ(c)Pouch 

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