【車椅子バスケット】日本選手権 宮城MAXとNO EXCUSEが決勝進出

写真拡大

 車椅子バスケットボールの日本一を決める第45回内閣総理大臣杯争奪 日本車椅子バスケットボール選手権大会第2日目が4日、東京体育館で行われた。第2日目は準決勝2試合を行い、9連覇を狙う宮城MAX(宮城)と初優勝を目指すNO EXCUSE(東京)が決勝進出を決めた。

■準決勝のカードは?

 準決勝のカードは、下記の通り。

 第1試合 宮城MAX-埼玉ライオンズ(埼玉)

 第2試合 NO EXCUSE-ワールドBBC(愛知)

●第1試合

 試合は終始宮城MAXのペースで進み、エースで11年連続得点王の藤本怜央が34得点18リバウンドの大活躍。また、今大会から参加が認められた女性プレイヤーの藤井郁美も、この試合チーム2番目となる18得点を挙げた。

 対する埼玉ライオンズも篠田匡世が18得点、大館秀雄が12得点を挙げて何とか追いすがったものの、王者の牙城を崩すことはできず、宮城MAXが第3Qまでに作ったリードを守り64-50で決勝進出を決めた。

●第2試合

 試合は終始NO EXCUSEのペースで進んだ。ドイツリーグに参戦しているエースの香西光昭が28得点11アシストの大活躍を見せると、池田貴啓も16得点の活躍を見せた。森谷幸生や湯浅剛らも要所で確実に得点を決めて突き放す。

 ワールドBBCも竹内厚志が17得点、富永文明が14得点と気を吐いたものの、NO EXCUSEの圧倒的な攻撃力の前に歯が立たず、終始圧倒されたまま試合終了。73-45と圧勝で、第41回大会以来4年ぶりの決勝進出を決めた。

■大会初の女性選手が奮闘

 20年の東京パラリンピックに向けて女子選手の強化を目的とし、今大会からは男女混成チームでの出場が可能になった。

 準決勝に進出したチームの中では、宮城MAXとワールドBBCに女性選手が登場している。

 宮城MAXは女子日本代表の藤井と萩野真世の2名が、ワールドBBCには元車椅子バスケットボール日本代表大島朋彦の妻で、00年シドニーパラリンピック女子バスケット銅メダルの美香が登録されている。

 藤井はここまで全3試合に出場、1試合平均14.7得点を決めている。萩野は準決勝こそ出番がなかったものの、2試合に出場して4得点を記録。大島はここまで全3試合に出場、6得点にとどまっているものの、途中出場で存在感を発揮している。

 車椅子バスケットは車椅子同士がぶつかりあい、大変迫力のある試合が展開される。女子に比べると男子の試合はさながら格闘技のような迫力がある。その中で女性プレイヤーが出場するのは大変だが、外国人のパワーに対抗するにはいい経験となる。

 20年の東京パラリンピックに向けた強化が目的となっているが、東京以降もこの制度を続けてもらいたい。

●意識改革で初優勝を狙う

 NO EXCUSEは、現在の男子日本代表監督である及川慎平が立ち上げたチーム。現在の主力は、日本代表でも主軸を務める香西。香西はドイツリーグにも参戦しており、ハンブルクでもプレーしている。

 これまでは香西に頼り切りの展開が多く、そこを突かれて負けることも多かったが、全員で香西不在時にどうやって勝つかを模索、チーム力も数段アップしている。

 昨年の大会では準決勝で対戦。最後は王者に突き放されたものの、63-69と肉薄した。

 世界レベルのスピードとチェアスキルを持つ香西。その経験を共有してレベルアップしたチームで、今度こそ打倒宮城MAXを目指す。