スロバキアの首都ブラチスラバで行われた記者会見で、コーチのマリアン・ヴァイダ氏(右)とポーズをとるノバク・ジョコビッチ(2012年11月14日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が5日、調子が下降している最近の危機的状況に歯止めをかけるため、長年タッグを組んできたコーチのマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏を含めたトレーニングチームを解散すると発表した。

 元世界ランク1位のジョコビッチは、悲惨な結果が続くなかで、今回の「ショック療法」が再びテニス界のトップに返り咲く手助けになると確信しているとし、自身のウェブサイトに掲載した声明文で「自分はハンターだ。最大の目標は再びコートで輝かしい勝利を見いだすことだ」とつづった。

 昨年11月下旬に世界ランキング1位の座をアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に明け渡した29歳のジョコビッチは、先月行われたモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2017)の準々決勝でダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)に2-6、6-3、5-7で敗れていた。

 ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏との3年にわたる師弟関係を昨年解消しているジョコビッチは、連覇を目指した今年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)で2回戦敗退に終わったことで変革が必要だと感じ、ヴァイダ氏を筆頭にフィットネスコーチのゲパルド・フィルグリッチ(Gebhard Phil-Gritsch)氏、理学療法士のミルヤン・アマノビッチ(Miljan Amanovic)氏との関係に終止符を打つことで合意したという。

 四大大会(グランドスラム)通算12勝を誇るジョコビッチは、新コーチ招へいを検討しているものの、決断を急ぐつもりはないとして、「これまで以上に実力と反撃力を強化してトップに返り咲く道を模索したい。このプロセスには大きな自信を持っているので、じっくり時間をかけ、プロとしての関係を構築するのにふさわしい人物を見つけるつもりだ」と明かした。

 現時点でジョコビッチは、家族やマネジメント会社のサポートを受けながら、今月下旬に迫る全仏オープンテニス(French Open 2017)には一人で出場するとしている。

 ジョコビッチに大きな影響力を及ぼしてきたヴァイダ氏は、「生涯」を同選手とともに過ごしてきたような気持ちだと話すと、「ノバクはもっとできるはずだし、かならずそれを証明してくれるだろう。これから何年もテニス界のトップを維持し、勝利を重ねて世界中のテニスファンを大いに楽しませてくれると確信している」とエールを送った。
【翻訳編集】AFPBB News