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産経新聞社は5月5日、第64回産経児童出版文化賞の受賞作8点を発表。2016年1年間に刊行された児童向け新刊書4,307点の中から、大賞には、世界各国の子供たちの暮らしぶりに気鋭の写真家が密着した写真絵本シリーズ「世界のともだち」全36巻(偕成社)が選ばれた。

産経児童出版文化賞は、学校図書法の施行にあわせて昭和29(1954)年に産経新聞社が創設した賞。前年の1月1日から12月31日までの1年間に日本国内で出版された、全ての児童書籍を対象に審査を行い、毎年5月5日の「こどもの日」に受賞作を発表している。

今回、対象に選ばれた「世界のともだち」は偕成社創業80周年を記念したシリーズで、2013年12月刊の「ルーマニア―アナ・マリアの手づくり生活」から2016年4月刊の「ウズベキスタン―シルクロードの少年サブラト」まで、全36巻が完結した。第一線で活躍する写真家33人が、各国ひとりの子どもを長期にわたって密着取材し、日々の暮らしや行事、風物などを写真と平明な文章とで伝えている。

同書の編集者、島本脩二氏は大賞受賞について、「跳びあがらんばかりの喜びだ。『世界のともだち』が、(日本の)子どもたちがその国に触れる最初のきっかけになってほしい」とコメントしている。

その他の受賞作は、JR賞「ちゃあちゃんのむかしばなし」(中脇初枝再話 福音館書店)、美術賞「わたしのこねこ」(澤口たまみ文、あずみ虫絵 福音館書店)、産経新聞社賞「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」(萱野茂文・文、どいかや絵 あすなろ書房)、フジテレビ賞「ぼくたちのリアル」(戸森しるこ著 講談社)、ニッポン放送賞「トンチンさんは そばにいる」(さえぐさひろこ作 童心社)、翻訳作品賞「おばあちゃんと バスにのって」(マット・デ・ラ・ペーニャ作、クリスチャン・ロビンソン絵、石津ちひろ訳 鈴木出版)と、「ややっ、ひらめいた!奇想天外発明百科」(マウゴジャタ・ミチェルスカ文、アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ絵、阿部優子訳 徳間書店)。