カナダ・バンクーバーで中国人富豪が殺害された事件の公判が始まった。資料写真。

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2017年5月3日、海外網によると、カナダ・バンクーバーで中国人富豪が殺害された事件の公判が始まった。

カナダ紙バンクーバー・サンによると、被害者の中国人男性ユエンさんは2015年5月、自宅で56歳のジャオ被告によって殺害され、遺体を100個ほどに切り刻まれた。ジャオ被告はユエンさんとっては従姉の夫にあたるという。

ユエンさんは死亡当時42歳。河北省出身でカナダの永住権を持ち、移住してから約5年が経過していた。数億元(数十億円)と言われる資産を持っており、生前は地元の中国系住民団体の幹部や中国の投資管理企業役員を務めていた。殺害された自宅はトイレ8カ所にプール、サウナが1つずつ備わった豪邸で、2015年時点の評価額は655万カナダドル(約5億4000万円)以上だった。

警察側は、ユエンさん殺害後にガレージから見つかった電動工具で、ジャオ被告が遺体を切り刻んだなどと指摘。これに対してジャオ被告側は容疑を否認するとともに、「供述は強要されたものであり、警察から権利侵害を受けた」と反論した。

ユエンさんは少なくとも2000万カナダドル(約16億4000万円)の財産を残して死亡したという。生前に遺言がなかったために、事件発生後にはユエンさんの妻を名乗る5人以上の女性が出現して遺産争奪戦を繰り広げており、注目を集めている。(翻訳・編集/川尻)