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「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は、シャープのレコーダー『AQUOSブルーレイ BD-UT3100』を使い倒します!

シャープ

AQUOSブルーレイ BD-UT3100

実勢価格:10万9500円



Front



Rear



▲ダイレクト選局用の12キーや、録画番組再生用の操作ボタンを備えた標準的なリモコンが付属。他社製テレビの操作にも対応。

【基本スペック】

Ultra HDブルーレイ再生、4K/60pアップコンバート、地上・BS・110度CS、3チューナー、Ultra HDブルーレイ再生

BD-UT3100ってどんなレコーダー?

UHDブルーレイ再生に対応し、表示も4Kに最適化!



3チューナーを内蔵し、HDD容量を3TBとしたレコーダー。本機最大の特徴は、4K映像やHDR信号を収録できるUltra HD ブルーレイ(以下、UHDブルーレイ)の再生に対応したこと。それにともない高画質エンジンを新開発しており、映像処理の高性能化や録画画質変換ダビングの高速化などを実現。テレビ放送や録画番組などの4K/60pへのアップコンバート出力を可能とした。また、ホームメニューや電子番組表といった多くの操作画面も4K表示となり、文字やサムネイルなどがより高精細で見やすくなっている。4Kテレビユーザーのために映像ソフト再生以外も最適化し、より使いやすく進化したモデルだ。

従来モデルからの便利機能や人気機能ももちろん継承している。ドラマやアニメ番組を自動で最大1カ月ぶん録り貯めする「ドラ丸」、スマホなどで外出先からアクセスできる「リモート視聴」のほか、AQUOS(テレビ)と連携し、視聴中の番組でも一時停止や巻き戻しての再生ができる「AQOUSタイムシフト」などの連携機能も利用可能だ。

【新エンジン・BDドライブで動作を高速化】



▲新開発の「4KマスターエンジンBD-PRO」とUHDブルーレイ対応BDドライブを新採用。これにより、BDソフト再生時の読み込み時間を大きく短縮。ディスク再生がすばやく行なえるようになった。

【ほぼ同スペックの2TBモデル、1TBモデルも】



▲同シリーズには、機能は共通でHDD容量を2TBとした『BD-UT2100』、HDD容量1TBの『BD-UT1100』もラインアップ。『BD-UT1100』では実売7万円台後半という身近な価格も大きな魅力となっている。

『BD-UT3100』のUHD BD対応をチェック



【4K+HDR収録のUltra HD ブルーレイを再生】





▲『シン・ゴジラ』を始め、邦画やアニメの話題作も登場し、タイトル数が増加中のUHDブルーレイが再生可能となった。4Kの高精細とHDR(ハイダイナミックレンジ)による高輝度の映像を4Kテレビやプロジェクターで堪能できる。

【UHD BDを快適に楽しめるハードウェア設計】



▲回転数が速いUHDブルーレイのディスク再生時の静粛性を高めたドライブの採用、読み込み時間の短縮など、より快適にBDソフト再生が楽しめる設計に進化している。



▲テレビとの接続では、4K+HDR対応の薄型テレビだけでなく、HDR非対応の4Kテレビとの接続も可能。接続したテレビに合わせてUHDブルーレイの画質を変換して出力できる。

『BD-UT3100』の4K対応UIをチェック



【見やすく精細化した「4Kビジュアル番組表」】



▲4K表示により、細かな文字までよく見えるフォントを採用。11〜17チャンネルといった多チャンネル表示もでき、新聞のテレビ欄を見ている感覚により近い一覧性の高さを実現している。また要ネット接続の機能ながら、各番組の詳細には出演者の顔写真付きの情報が表示されるようになった。

【4K対応の恩恵。サムネイル表示も使いやすい】



▲UIの4K表示化にともない、サムネイルの静止画や動画の表示解像度も高精細化。特に、録画リストで番組内容を静止画表示する「見どころポップアップ」は場面の内容が把握しやすい。このほかホーム画面などの放送中画面も高精細になり、番組を観ながらでも各種操作が行ないやすくなっている。

使い倒しインプレッション

普段使いで4Kの良さが実感できる親しみやすさに感心



UHDブルーレイ対応が話題のモデルだが、実際に使ってみると地デジ放送の視聴などでも4K表示の恩恵を感じることができた。4K/60pのアップコンバート機能は、4Kらしい精細さを感じさせながらも地デジ特有のノイズ感が目立たず、すっきりと見やすい映像になっていることに感心する。ニュースやバラエティ番組でもその良さは実感できるが、特にスポーツ中継では小さく映った選手の表情までよく見えて、4K表示の良さが味わえた。

圧巻なのが4K表示の番組表で、最大17チャンネルまで表示できる情報量の多さに驚かされる。文字が細かいのにタイトルと内容説明の違いも明瞭で視認性はすこぶる良い。情報量が多いため表示速度はやや遅く、スクロールももっさりとしがちになるものの、表示チャンネル数を一般的な7〜9チャンネルに絞ることで多少改善される。さらにネット接続により、放送中の番組を紹介する裏番組表、番組検索などで出演者の顔写真が表示され番組探しが楽しくなっている。逆に、従来機にあった2画面機能がなくなったのは少し残念で、この使い勝手なら2画面表示の再生+番組表などの利便性がもっと高まると感じた。今後の強化に期待したいところだ。

録画の画質については、4Kアップコンによる高精細表示の効果もあり、長時間録画の2倍〜3倍モードでも細部の甘さをやや感じやすい。ただしノイズの発生はよく抑えられており、5倍モードまではほぼ放送画質そのままと言ってもいい。7倍以上となるとノイズも少し増えてきて、10倍や12倍となると細部の劣化が目立ちやすくなる印象だ。

BDの画質は細部までスムーズに再現され、フィルム調のなめらかな感触で見やすいものとなる。暗部の階調もよく出ていて、自然でまとまりの良い画質だ。UHDブルーレイではさらに精細感が高まるが、自然な感触は共通。飛び抜けて高画質というわけではないが、BDレコーダーとしては水準以上の実力があり、10万円台という価格的にも身近でお買い得なモデルとなっている。

ドラマ自動録画機能「ドラ丸」も含め利便性の高さは従来譲り。これまでの使いやすさを持ちながら4Kテレビに最適化した作りは、4K時代のレコーダーの名にふさわしい。



▲ドラマ(→アニメやバラエティにも変更可能)の自動録画機能・ドラ丸。使い勝手の良さは従来同様。

結論

【ここが○】

・Ultra HDブルーレイの再生画質はこのコスパで必要十分のデキ。

・放送の4Kアップコンバートはノイズが少なく好ましい画質。

・4K対応になった番組表、UI。とにかく見やすくなった。

【ここが×】

・高精細化した分、一部UIの表示に若干のもたつきは感じられる。

誰もが4Kテレビを使う時代を見据えた新時代のBDレコーダーだ

HDMIが2系統ではなく1系統出力になっているなど、画質・音質に特化したモデルではない。しかし、地デジ視聴や番組探しで4Kの良さを実感しやすい作りは、4Kテレビが当たり前になる時代のレコーダーを見据えたもの。総合性能の高さは十分で、4Kの普及に貢献するはず。

【SPEC】

チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×3、内蔵HDD:3TB、録画時間:約270時間(BSデジタル/DRモード)〜約3203時間(12倍モード)、録画タイトル上限数(内蔵HDD):3000、記録可能メディア:BD-R(3層対応)/RE(3層対応)、出力端子:HDMI×1、光デジタル音声×1、入力端子:─、その他端子:USB×2(外付HDD用、データ送受信用)、LAN端子×1、サイズ:W430×H57.5×D229mm(突起部含まず)、重量:約3.3kg

文/鳥居一豊 撮影/松浦文生

※『デジモノステーション』2017年6月号より抜粋

関連サイト



『BD-UT3100』製品紹介ページ

シャープ公式サイト

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