パキスタン・カラチの市内で警備する警察官(2015年8月18日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】駐パキスタンの北朝鮮大使館が、パキスタンの税務当局の職員から北朝鮮の外交官とその妻が暴行を受けたとして抗議していたことが分かった。武装した職員らが、南部の都市カラチ(Karachi)にある外交官らの自宅に押し入り、銃口を頭に向けたという。パキスタン当局が4日、事態を確認した。

 AFPが入手した4月27日付の抗議文書によると、北朝鮮大使館はパキスタンの税務当局トップに対し当該職員らへの対処を要求。今回の件が両国の外交関係に深刻な影響をもたらす可能性があると警告している。

 抗議文書には、少なくとも男性職員10人が4月9日、カラチにある外交官の家に武装して押し入り、外交官と妻の顔を殴った後、夫妻に銃口を向けたと書かれていた。妻は髪をつかまれて引きずられた他、二人の写真も撮られたという。

 パキスタンの税務当局トップ、ショアイブ・シディクイ(Shoaib Siddiqui)氏はAFPの取材に対し「これは非常に深刻な問題だ。北朝鮮大使館が起草した申し立てを調査するため強力なチームを立ち上げた」と述べた。

 抗議文書によると、今回の出来事は監視カメラに捉えられているという。シディクイ氏は「監視カメラの映像を分析して職員を特定する」と述べている。
【翻訳編集】AFPBB News