3日、中国の自動車生産能力がこのまま増強され続け輸出台数が増加すれば、世界市場にも混乱を引き起こす可能性すらある。写真は中国の自動車展示会。

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2017年5月3日、参考消息網によると、過剰生産能力の中国自動車業界が大量輸出を計画しており、世界市場に影響を及ぼす恐れもある。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、中国自動車業界が輸出拡大を計画していると報じた。中国国家発展改革委員会が先週発表した「自動車産業中長期発展計画」によると、2020年の自動車生産台数は3000万台、2025年は3500万台を目指すという。上積み分は輸出拡大によって消化され、国際市場におけるシェア拡大を目指す方針だ。

中国では鉄鋼、ガラス、造船などさまざまな分野で過剰生産能力が問題となっているが、自動車も今やその仲間入りをしつつある。自動車メーカーの稼働率は60〜80%にとどまっているにもかかわらず、生産能力は増強され続けているのだ。数十ものメーカーがひしめきあっているが、地方政府が地元メーカーを支援しているため淘汰が進まない。他分野も繰り返し見られてきた過剰生産能力の罠が再現されている。中国の生産能力がこのまま増強され続け輸出台数が増加すれば、世界の自動車市場にも混乱を引き起こす可能性すらある。(翻訳・編集/増田聡太郎)