5日、環球時報によると、韓国政府が発表した慰安婦被害者問題に関する報告書で、日本政府との合意が称賛されているとして編者から抗議の声が出ているという。写真は慰安婦少女像。

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2017年5月5日、環球時報によると、韓国政府が発表した慰安婦被害者問題に関する報告書で、日本政府との合意が称賛されているとして編者から抗議の声が出ているという。

韓国紙・東亜日報によれば、韓国女性家族部が4日に発表した報告書は全216ページに及び、前半部分で「慰安婦への加害行為に対し、日本は国レベルで責任を負うべき」と指摘する一方で、後半部分は「安倍晋三首相に責任を認めさせ、謝罪させたことは韓国政府の外交成果」「日本政府の援助基金提供は賠償行為と同等」など、韓国政府を称賛する内容に多くの紙幅が割かれているという。

聯合ニュースは、2015年末に慰安婦問題をめぐる日韓政府の合意書への署名が行われた以降、韓国政府は「慰安婦問題白書」の発表を再三延期し、結局「民間研究報告書」という形で4日に発表したと報道。報告書の編集に参加した成均館大学東アジア歴史研究所のイ・シンチョル教授が「編者の実際の考え方と内容が大きくかけ離れている。大統領候補者がみな合意を見直すべきと認識するなかで、女性家族部は何をしたいのか」と語ったとした。

ハンギョレ新聞も4日、「日韓合意を朴槿恵(パク・クネ)政権の大きな外交成果とたたえていることは失望の極みだ。次期政権は直ちに合意を取り消し、日本政府に正式な謝罪と法的な賠償をさせるべきだ」という慰安婦関連民間団体の声明を伝えている。(翻訳・編集/川尻)