インドネシアのコモド国立公園の一部になっている同国リンチャ島の沿岸部で撮影されたコモドオオトカゲ(2010年12月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インドネシアで3日、外国人観光客が世界最大級のトカゲ、コモドオオトカゲに襲われた。警察が4日発表した。コモド国立公園(Komodo National Park)によると外国人観光客がコモドオオトカゲに襲われたのは1974年以来だという。

 襲われたのはシンガポール人のロー・リーアイク(Loh Lee Aik)さん(67)。ローさんはコモド(Komodo)島の村に滞在し、3日にコモドオオトカゲを見に出かけた。観光客は公園レンジャーを連れて行くよう勧められているが、ローさんにレンジャーはついていなかった。

 地元警察の報道担当者はAFPの取材に対し、「彼はおそらくコモドの写真を撮るのに夢中になって、別の1頭が近づいていたのに気付かなかったのだろう。そのため、かまれてしまった」と語った。「幸いなことにかみついたのは小さなコモドだった」

 ローさんは脚を負傷し、現場で応急措置を受けたのち、船で近くのフローレス(Flores)島に運ばれ入院した。同報道担当者と病院によると、容体は安定しているという。

 コモドオオトカゲの保護区になっているインドネシア中部の島々からなるコモド国立公園の責任者によると、外国人観光客がコモドオオトカゲに襲われたのは、1人が襲われて死亡した1974年以来のこと。同公園によると1974年以降30人がコモドオオトカゲにかまれ、うち5人が死亡している。

 コモドオオトカゲは成長すると全長3メートル、体重70キロを超える。最新の研究によると、コモドオオトカゲのあごには高度に発達した毒腺があり、かまれると、まひ、けいれん、出血によるショックを起こすことがある。
【翻訳編集】AFPBB News