スピード感あふれる競技「スピードクライミング」【写真:Getty Images】

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スピードクライミングで衝撃の世界新、20年東京五輪採用の新種目に”クモ男”出現?

 スポーツクライミングのワールドカップ(W杯)ボルダリング第4戦が6日から2日間、東京・八王子で初めて開催されるが、20年東京五輪に追加種目として初採用された競技の注目度は海外でも高まりを見せている。カナダ「CBC」はW杯のスピードクライミング部門で驚異の世界記録をマークし、優勝したイラン人選手を「スポーツクライミング界のウサイン・ボルト」と称賛。衝撃の試合映像を公開している。

「オリンピック競技のウォール・クライミング、最速は『ペルシャのチーター』」と報じた記事では、4月30日に中国・南京で行われたスピードクライミングW杯で驚異のワールドレコードが生まれたことを紹介している。

 ボルダリングはロープを使わず、設定された複数のルートを時間内に何本登ったかを競うが、スピードクライミングはいかに速く壁を登りきるかというスピード感あふれる競技だ。

 記事によれば「ペルシャのチーター」の異名を持つ23歳のレザ・アリポワ(イラン)が15メートルの壁を5秒48で登り、ボルドィレフ(ウクライナ)が持つ世界記録(5秒60)を0秒12更新。2位は5.61秒、3位が7.36秒だったという。

 記事には、実際の試合映像が公開されており、アリポワはあたかも重力に逆らうかのように垂直の壁を“駆け抜けて”いる。その姿は衝撃的で、スパイダーマンのようでもある。

人類最速男に例えて称賛「スピードクライミング界のボルトであることを決定づけた」

「レザ・アリポワは自身がスピードクライミング界のウサイン・ボルトであることを決定づけた」

 記事では、陸上男子100メートルで9秒58の世界記録を持つジャマイカの人類最速男になぞらえ、アリポワを称賛した。

 また、スピードクライミングは、ボルダリング、リードクライミングとともに、2020年の東京五輪から競技に加わるクライミング関連3種目の一つであることを紹介。選手2人がレース形式で勝敗を争い、ボルダリング、リードクライミングとの違いも伝えている。

 20年の東京五輪に採用され、認知度が徐々に上がりつつあるスポーツクライミング。3年後には、驚異の世界新記録を持つ「クライミング界のボルト」が目にも止まらぬ速さで、東京の壁を駆けているかもしれない。