首脳会談前に握手するドナルド・トランプ米大統領(左)とオーストラリアのマルコム・ターンブル首相。米ニューヨークのイントレピッド海上航空宇宙博物館で(2017年5月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とオーストラリアのマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)首相は4日、ニューヨーク(New York)で首脳会談を行った。今年1月の電話会談では、難民の受け入れ問題で対立が表面化していたが、トランプ氏は「すべて解決した」と述べ、関係修復をアピールした。

 トランプ氏は、大統領就任直後に行われたターンブル首相との電話会談で怒りをあわらにしたと伝えられてるが、同氏は、これはメディアが「大きく誇張」して報道した「偽ニュース」だったと述べた。

 1月の電話会談をめぐっては、バラク・オバマ(Barack Obama)前政権で米国が合意していたオーストラリアからの難民受け入れについて、トランプ氏が不満を述べて怒りをあらわにし、予定を大幅に切り上げて会談を打ち切ったと報じられていた。

 イントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air and Space Museum)でターンブル首相と初めての首脳会談に臨んだトランプ氏は「われわれは素晴らしい電話会談を行った。君たちがそれを誇張したんだ。大きな誇張だった。われわれは赤ん坊ではない」と述べ、いつものメディア攻撃を展開した。

 またトランプ氏は「われわれはすごくうまくやっている。素晴らしい関係だ。私はオーストラリアを愛している。いままでもずっとそうだった」と述べた。

 一方、ターンブル首相は「難民に関する問題は水に流し、前に進もう」と述べた。

 トランプ大統領とターンブル首相は、第2次世界大戦(World War II)中に米国とオーストラリアが旧日本軍と戦った「珊瑚海海戦(Battle of the Coral Sea)」から75年となるのに合わせて、ニューヨークにある退役した空母「イントレピッド(Intrepid)」を使った同博物館に、いずれもタキシード姿で現れた。

 アジア太平洋での緊張が高まる中、今回の米豪首脳会談には第2次世界大戦から続く両国の長い同盟関係を演出する狙いがある。
【翻訳編集】AFPBB News