調査会社IDCが、2017年第1四半期における全世界でのタブレット出荷台数予測を発表しました。
 
Appleは890万台で首位を維持したものの、前年同期と比べると13%減という、上位5社のうち最大の下げ幅となりました。

世界タブレット市場、10四半期連続で縮小

世界全体でのタブレット出荷台数は3,620万台で、2016年第1四半期と比べると8.5%減少しました。IDCによれば、これで10四半期連続での減少となり、2桁台の減少では5四半期連続となります。
 
タブレット市場は2つの異なる製品カテゴリーで構成されており、それぞれ違った方向へと向かっています。
 
ひとつはIDCが「取り外し可能タブレット」と分類するキーボードが取り外しできるタブレットで、現在市場の成長を支えているのがこの分野です。これら製品の多くは、以前からあるノートPCやラップトップに限りなく近づいています。
 
もうひとつのカテゴリーがキーボードのない「スレートタブレット」で、2014年に出荷台数のピークを迎え、以降は減少の一途をたどっています。

出荷台数減るもタブレット市場の首位を維持するApple

Appleは2017年第1四半期もタブレット出荷台数で首位となりましたが、出荷台数そのものは13四半期連続で減少しています。
 
2016年は、低価格の9.7インチ版を含むiPad Proがまる1年間出荷された初の1年でした。iPad Proは、Appleを取り外し可能タブレット分野のトップに押し上げています。IDCは、Windows搭載タブレットが次々と参入するも、Appleがモバイルに特化したiOSを武器に同カテゴリーで優位な地位を維持するだろうと予測しています。

AndroidからWindowsへ移行

Samsungのタブレット出荷台数は前年同期比で1.1%減となりましたが、2位を堅持しました。Apple同様、同社も取り外し可能タブレットへと徐々に移行しています。2014年にPC事業から撤退したSamsungですが、タブレットで再びWindows 10搭載機を投入しています。
 
前年同期比で上位5社では唯一出荷台数増、しかも31.7%という大幅増を記録しているのが3位のHuaweiです。同社もSamsungと同じく、Android搭載のスレートタブレットにWindows搭載取り外し可能タブレットを加えた製品ラインアップを展開中です。
 
IDCは今後も取り外し可能タブレットの出荷台数が、コンバーティブル(キーボードの方向を変えることができるが、取り外しはできないノートPC)の伸びを上回るペースで伸びるものの、一時的には揺り戻しがあるかもしれないと予測します。
 
ただし取り外し可能タブレット市場は新製品投入で大きく変化することが過去の調査で判明しており、現時点ではMicrosoftもAppleも2017年の新製品を発表していないため、今後大きく動く可能性があります。
 

 
 
Source:IDC
(lunatic)