インドネシアNPO法人「Borneo Orangutan Survival(BOS基金)」は5月1日、非常に珍しいオランウータンを保護したことを公表した。

アルビノのオランウータン

4月29日に保護したというオランウータンがこちらだ。

健康状態などを検査した結果、先天的に皮膚や毛髪、眼のメラニン合成が低下もしくは消失する先天性白皮症、いわゆる「アルビノ」であることが分かったという。

▼アルビノではないオランウータン

BOS Foundation/Facebook

インドネシアのカリマンタン島西部にある Tanggirang villageにて、住民が保護したというこのオランウータン。BOS基金には、警察署を通じて連絡が来たそうだ。

通常オランウータンは6〜8歳まで母親とともに行動する。5歳のメスだという保護された個体の周りに母親の姿はなく、すでに亡くなっているのだろうとBOS基金では考えている。

この公表を受け、「美しい」「すばらしい」や、「救助してくれてありがとう」といったコメントが、BOS基金のSNSに寄せられている。

野生に返すべきか

光に敏感に反応しているそうだが、行動は野生的なため、できるだけ早くに野生に返すつもりとのこと。

珍しい個体なため、野生に返してもペット目的で捕獲されてしまうのではないかとの声もある。また、特殊な見た目の彼女が他のオランウータンとうまくやっていけるのかどうかや、自然の中で生きていけるのかを心配する声も多い。

BOS基金ではこういった声を受け「私たちは保護したすべてのオランウータンにとって、最も良い選択をするように努めています。彼女に危険が及ぶような状況にはおかないようにします」とコメントしている。