例えば、その言葉がポルトガル語か何かで差別的な発言に近いような、発音が似ているような言葉があるのであれば、もっとレオ・シルバ選手が僕に対してむき出しになって怒ってくると思うんです。でも、レオ・シルバ選手のその後の対応を見たら、そうは思わなかったですね。

(小笠原選手がここまで怒ったのは)毎試合バトルしているし、小笠原選手からすると僕は後輩なので、もしかしたら『このクソ年下が』と思っている部分があって、そう言ったのかもしれない。僕は、彼がそこまでカッカした理由は、ちょっと分からないです。今話したことが、僕が試合中に起こしたすべての事実。何を侮辱的だと捉え、気に障ったのかは彼に聞いてもらいたいと思っていますけどね。

(これまでにも差別的な発言があったと聞いて)嘘でしょう? 彼の人間性にショックを受けているというか。僕のことを嫌いなのは別にいいですよ。それをなぜ皆さんの前で言うのかが僕はちょっと理解できない。カッとなって『クソッ』とか、そういう子どもじみた発言はするかもしれないですけど、誰かに対して侮辱するような、事を大きくするような発言は今まで一回もしたことがないです。それが日本人であろうが、ブラジル人であろうが、どこの国の人であろうが、僕自身はそんなことは一切言ったことがないので。カイオ選手に何を言ったのか、レオ・シルバ選手に何を言ったのか、僕には思い当たる節はないですね。逆に僕はショックを受けました」