今回のバンコク国際モーターショーに、初めて出展していたのがタカノオートだ。タカノオートはタイに工場を持つ日系の自動車用品メーカーの現地法人で、タイでの事業の発展を目指してコンパクトなトラックのプラグインハイブリッド車を開発した。

主に商用車系の自動車用品を生産し、タイで日系メーカーのトラックなどに純正採用されている部品も多いという。

今回e-スマート・ポーターの名前で出展したのはTTE400とTTE500という2種類の電気自動車(プラグインハイブリッド)車だ。この2台は電池の搭載量とモーターの性能などが異なるだけで、基本的な部分は共通である。

ボディサイズは3250mm×1480mm×1490mmだから、日本の軽自動車よりも少し小さいくらいのクルマである。タイではハイラックスに代表される1t級のピックアップトラックの需要が大きいが、地域によってはこれよりも小さなトラックに対するニーズも多いことから、このサイズでより低価格のトラックを目指したという。

低コストのクルマ作りを目指すため、搭載する電池はリチウムイオン電池ではなく鉛電池で、発電用に小型エンジンを搭載してプラグインハイブリッド車に仕上げている。

モーターの性能はTTE400で3.7kW、TTE500で5.0kWとされていて、電気モーターだけでの航続距離はいずれも70km〜100km程度。これにエンジンによる発電を加えることで航続距離は40kmくらい延長できるという。

まだ完全に市販できる段階には達していないが、日系用品メーカーの興味深い挑戦である。

(村木哲郎)

【バンコクモーターショー2017 その10】タカノオートが開発したプラグインハイブリッド「e-スマート・ポーター」(http://clicccar.com/2017/05/04/464075/)