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ある農家の大きな納屋のドアを開けると、そこに国営放送で紹介されるような最新の農具達が揃っている風景を期待していた。ところが、嬉しいことにその期待は裏切られた。1980年代から動かされていないという数列のクラシックカーが鎮座していたのだ。

現在80歳代という父から、2人の息子はこの納屋を譲り受けたという。

そのうちの1人の息子が「納屋には充分なスペースがあったので、クルマを売却するよりも放置するすることにしたようです」と語ってくれた。

クルマ達の中で最も注目すべきは、1967年のジャガーE-タイプ2+2だ。彼らの父が、妻のために1970年代に購入したクルマだ。残念なことに、彼女は一度クルマをこすってしまってから、二度とこのクルマを運転することはなかったという。

このジャガーは修理された上で、1980年代に年上の息子の21歳の誕生日プレゼントとなった。彼は2年間ほどこのE-タイプを使ったが、それ以降は動かさずに納屋で保管されていたという。

赤いトランアンフTR4Aは、1960年代に父が仕事のアシとして使っていたクルマだ。このクルマも兄弟が運転免許を取るのと同時にプレゼントされたが、1984年以降は動いていない。

更に、その横にはストリップ状態になるTR6があり、更にはそれより旧いTR3も見つかった。2人の息子によれば、このクルマが動いていた記憶はないという。

この他、GT6とTR5も納屋にあり、さらにはレストアする予定だった白いTR4もあったという。父はこのクルマを再塗装したところまでは行ったが、それ以降は他のクルマと同様に放置されていたのだという。

われわれを驚かせたのはベントレーS3までもがこの納屋にあったことだ。1984年に購入したというベントレーは、前の所有者がロールス・ロイスのグリルに変更したモデルで、1990年代初頭までは動いていたという。

これらクルマ達、適当な処理をすれば良いと思うのだが、兄弟2人は売りに出すつもりはないという。