初の劇場公演を終えて…甘くてエッチで毒舌な10CMの秘密に迫る!

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インディ、メジャーの垣根を越えて活躍する男性ユニット、10CMが4月22日に日本で初の劇場公演「10CM Night〜オヌルパメ Vol.4」(会場:彩の国さいたま芸術劇場) を開催。その翌日、二人に話を聞いた。終始、笑いに包まれる中、ノンストップで続く赤裸々トークから、10CMの音楽性の秘密が見えてきた。

――まずは、ライブを終えての感想からお聞かせください。

ジョンヨル:日本での初の劇場型ライブということで、感慨深かったですね。劇場での公演自体、初めての経験だったので、僕たちが成長したんだな、今までの努力が報われたと感じました。また、たくさんの人に来ていただいて、うれしかったです

チョルジョン:日本に来る度に、初心に帰るような気持ちになります。今後もそうした気持ちを持ちたいので、度々、日本に来たいと思います。

――今までとのライブと違って、新たにお見せできたと思う点は何ですか?

ジョンヨル:普段の公演よりも自由で、起伏に富む編成を組めたと思います。いつもは最後に歌う「Good Night」や、終盤に歌う楽しい曲を中盤に持ってきたりとか。そして、僕たちだけの多様な感性もお見せできて、良かったなと思っています。

――「Good Night」では女性ファンをステージに招待し、甘く歌う演出もありました。

ジョンヨル:いつも積極的な方をステージに招待するんですね。ただ、日本のファンの方はステージに立つと、ちょっと緊張されるみたい。

「SHINeeに入りたい?…もし受け入れてもらえるなら、是非!(笑)」

――公演に合わせて写真集も出されて、「アイドルみたい」という感想を仰っていました。

ジョンヨル、チョルジョン:(笑)

――リアルにアイドルになるとしたら、どんなアイドルになってみたいですか?

ジョンヨル:僕はSHINeeになりたいですね。SHINeeの誰々というより、チーム全体が好きなんです。チームとしてのカラーが確立されているのがいいですよね。

――SHINeeに入りたいというお気持ちも?

ジョンヨル:もし受け入れてもらえるなら、是非!(笑)

チョルジョン:僕はアイドルになりたいとは絶対に思いません。アイドルって、一見、明るくて華やかに見えますが、実際には大変ですよね。それを知りすぎていますから。

――子供のころ、憧れていたアイドルは誰ですか?

チョルジョン:(ロックミュージシャンの) ソテジさんです。当時はアイドル的存在でした。

ジョンヨル:僕はH.O.T.です。中でもトニー・アンさんに憧れていました(笑)

カップルに向かって「ダメになれ」と歌う10CM…その真意は?

――昨年の春は、「春が好き??」が大ヒットし、今回もトリ前の注目曲になりました。カップルに向かって「ダメになれ」と歌う10CMらしい毒舌ソングですが、韓国ではどう聴かれているのでしょう? リスナーは、「そう、そう」と歌のメッセージに共感して聴いているのか、それとも、面白がって聴いているのか?

ジョンヨル:そのどちらもじゃないでしょうか?

――交際相手がいる人は面白がるし、いない人は「ダメになれ」と思いながら真剣に聴いている?

ジョンヨル、チョルジョン:そうだと思います。

ジョンヨル:インターネット上の反応を見ると、歌詞に怒っている人も多いんですよ。おそらく、現在、交際中のカップルの方でしょうね。

――お二人が「春が好き?」と聞かれたら?

チョルジョン:はい、好きです。

ジョンヨル:一番好きです。

チョルジョン:でも、本当は好きじゃありません(笑)

ジョンヨル:(笑) 個人的には好きなんですが、10CMとして公には好きとは言えません(笑) 韓国では、“10CM=春が誰よりも嫌いなユニット”と思われていますから(笑)

――でも、「個人的に好き」というのは記事に書いても大丈夫なんですね?

ジョンヨル:は、はい(笑)

――では10CMが好きな季節は?

チョルジョン:(笑) 冬かな?

ジョンヨル:じゃ、冬です。でも、本当は嫌いなんですけど(笑)

「ステージの上からカップルを挑発…皆それも楽しがってくれる」

――韓国のコンサートではカップルのお客さんも多いと思います。カップルにはどんなMCをしてから、この曲を歌いますか?

ジョンヨル:「今は他人事だと思うかもしれないけど、どうせ少し経てば、別れるんだから、今、身近にいる人を大切にしてね」って。

チョルジョン:僕も隣で、「その通り。お前たちのことを言ってるんだぞ」と頷きながら、カップルを一人ひとり見回しています。

ジョンヨル:このコメントは、僕たちの精神性、根幹に関わる問題です。ファンの方も笑って楽し気に聞いてくれますよ。ただ、以前、いかにもカップルという二人がいたので、彼らに向かって指をさしながら「お前もこっぴどくフラれるぞ」と歌っていたら、女性の方が僕らを忌々し気に睨んでいましたね。本気で怒られたのは、その一度っきりです。

――それってカップルを挑発したんですよね?

ジョンヨル:そう。でも、普段なら、皆、それも楽しがってくれるんです。

――お二人とも結婚されて、ますます幸せになる中、カップルに「別れろ」と歌っているわけですが……?

ジョンヨル:ステージに立つ時は、いつも独身だと思っています。これもスピリッツの問題です。

チョルジョン:(笑) 僕はその歌を他人事として聞いています(笑)

ジョンヨル:それって僕に対する挑発だね(笑)

「最近“ダメになれ”と思ったことは…結構ありますよ(笑) 」

――ライブでは客席も一緒になって「マンヘラ(ダメになれ)」と歌い、そこが盛り上がるポイントです。最近、「マンヘラ」と思ったことは何ですか?

ジョンヨル:う〜〜ん、結構ありますよ(笑) 今、アルバムの制作に向けて頑張っているところなんですね。制作であまりに疲れている時に、ヒットしているアルバムを見ると、「マンヘラ」って思いますね。

――リアルなコメント、ありがとうございます。

ジョンヨル:大変なこと、言っちゃたかな?(笑)

チョルジョン:僕は……。今、韓国を含め、世界的に時局が大変ですよね。そうしたダメなところがなくなればいいなって思います。

ジョンヨル:そんな真面目な意見を言われると、僕のコメントが何だったのってなっちゃう!

「日本のファンの方に“エロイ”と言われるとよりエロく聞こえて…」

――「キロヤオーブン(That 5minutes)」では、デートが終わって彼女と別れた後、5分も我慢できずに、すぐ会いたくなる気持ちを歌っています。実際のお二人もそうですか?

チョルジョン:(即答で) 1秒も我慢できません(笑)

ジョンヨル:僕は彼女を家に帰しません。だから0秒です。

――10CMには甘〜い歌もありますが、その甘さは、お二人のそうした性格があってこそですね?

ジョンヨル、チョルジョン:(笑) ありがとうございます。

――エッチでクスリと笑える歌も10CMの特徴です。ライブでは、ファンから「エロい」という声が飛びますね。

ジョンヨル:日本のファンの方に「エロイ」と言われると、韓国語と語感が違うからでしょうか、よりエロく聞こえて、すごく嬉しいです。

――エッチなエピソードも比喩的に歌うことで、よりエロく、より面白くなっています。

ジョンヨル:その通りです。

「エロい曲代表『Kingstar』は僕が生きている間に放送可能になるか…」

――ただ、「本当はエロい歌も、放送できるように、遠回しに表現している」とコメントされていましたが……。

ジョンヨル:100%放送を意識して、ということではありません。遠回しに表現した結果、本当に放送可能になったことがあったんですよ。それが面白いなって。

――“エロい”曲を代表する「Kingstar」はストッキングがテーマです。

ジョンヨル:僕が生きている間にこの曲が放送可能になるかどうか……それが今一番気がかりです。当分、ダメでしょうね。

――エッチで放送NGというのは何曲くらい?

ジョンヨル:そう多くはなくて、5曲くらいかな。「Hey Billy」という曲も放送不可ですが、直接的な単語もないし、NGの理由が理解できないんですよね。

――「Hey Billy」を歌う際には、スクリーンに蓮實重彦の小説「伯爵夫人」の帯の字を大きく映し、それが伏字だらけでした。

ジョンヨル:スタッフの方に「直接的じゃない表現で、最もエロいのを」とお願いして探してもらい、映し出しました。

――「伯爵夫人」はエロス炸裂と評判の小説ですね。

ジョンヨル:僕自身はエッチな小説は全く読みません。子供のころに少し読んだ程度です。

自分からカバーしたいと思うアイドル・ソングは…?

――「死ぬほどいい」という歌でも、破れたストッキングを題材に取り上げ、匂いもしばしばテーマになります。ストッキング・フェチ、あるいは匂いフェチですか?

ジョンヨル:(苦笑しながら、小声で) はい。「ないとは言えない」と思います。気づかないうちにストッキングの詞を二回も書いていました(笑) ストッキング、匂い、二つへのフェチがそれなりにあると思います。

チョルジョン:男なら誰だってそうした面がありますよ。僕なら、シャンプーの後の香りに惹かれます。

――昨年は女性グループ、ジュエリーの「君がとっても好き」をカバーしました。自分からカバーしたいと思うアイドル・ソングは何ですか?

ジョンヨル:いい曲が多いので、悩みますね。そうだな、例えば、少女時代の「Gee」とか。

チョルジョン:僕もその曲をやってみたいな。

――アイドルとのコラボレーションも増えています。自分たちで本格的にプロデュースしてみたいと思うアイドルはいますか?

チョルジョン:僕たちはまだそうした立場にはいませんよね。

ジョンヨル:僕たちより歌が上手いアイドルもいるし、プロデュースが上手な子も多いですしね。

――SHINeeはいかがです?

ジョンヨル:彼らからは、僕が多くを学んでいます。だから僕たちの色でプロデュースしたいなんて思わないですね。

「今までで一番いいアルバムを作りたい。そうした思いで作っています」

――ところで、韓流スターのクォン・サンウさんが、自身のファンミーティングでお二人の「10月の天気」を歌ったと話題です。

ジョンヨル:本当ですか? 知りませんでした。すごいですね。お会いしたことがないので、何といえばいいのか……。ただ「ありがたい」とお伝えいただけましたら!

――そろそろ、4枚目のアルバム『4.0』が期待されます。最後にどんなアルバムになりそうかを教えて下さい。

ジョンヨル:アルバムを作る度に、こうしたコメントを求められますが、うまくお答えできないんですね。「今までで一番いいアルバムを作りたい」。そうした思いで作っています。

――楽しみにしています!

ライター:きむ・たく / 撮影:朝岡英輔

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