米イリノイ州シカゴで大統領図書館「オバマ大統領センター」について説明するバラク・オバマ前大統領(2017年5月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領は3日、イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)に建設する大統領図書館の構想の詳細を明らかにした。大統領図書館は歴代の大統領に関する文書などを所蔵する施設だが、オバマ氏は自身の政治活動の出発点である同市で将来のリーダーを訓練する拠点にしたい考えだ。

 シカゴ南部の建設予定地近くで会見したオバマ氏は、ミシガン湖(Lake Michigan)の湖畔近くに立地し、公共スペースや公園も併設する主に3つの建物から成る「オバマ大統領センター(Obama Presidential Center)」の図案や3Dの完成予想図を公開した。

 およそ2万平方メートルの敷地には、図書館や博物館、フォーラム施設の他、教室、会議室、コミュニティーガーデン、レクリエーションエリアも整備される。

 オバマ氏は集まった大勢の人を前に、施設の目的は「次世代のリーダーを育成する施設をつくることだ」と語った。

 資金は個人献金で賄われ、完工までに4年かかる見通し。ただオバマ氏はプログラム自体は年内に始動できると説明し、それに弾みをつけるため、施設に隣接するコミュニティーの活性化に向けて夏季就労事業に夫妻名義で200万ドル(約2億2600万円)を寄付したことも明らかにした。

 シカゴでコミュニティー・オーガナイザーとして活動したことが政治家としての原点となったオバマ氏は、この施設は新たなビジネスや観光を奨励することによって、低迷している地元の再開発にも寄与できるとの見解も示した。

 オバマ大統領センターは全米に点在する大統領図書館網に新たに加わることになるが、オバマ氏は記念的な施設ではなく、未来志向の生きた施設になることを望んでいる。
【翻訳編集】AFPBB News