三菱重工業と三菱航空機は現在、「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の開発を進めている。初の国産旅客機であるMRJは現在、飛行試験が行われているが、これまで5回にわたって納入延期を行っている。受注総数は400機以上に達するものの、相次ぐ納入延期を不安視する声があるのは事実だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 三菱重工業と三菱航空機は現在、「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の開発を進めている。初の国産旅客機であるMRJは現在、飛行試験が行われているが、これまで5回にわたって納入延期を行っている。受注総数は400機以上に達するものの、相次ぐ納入延期を不安視する声があるのは事実だ。

 一方、中国でも国産ジェット旅客機C919の開発が進行中であり、まもなく行われるとされる初飛行に向けて期待が高まっている。中国メディアの今日頭条は28日、「中国の国産大型旅客機C919の初飛行はもう間近」だと伝えつつ、初飛行に成功すれば世界の旅客機業界は「根底からひっくり返る」と主張する記事を掲載した。

 記事は、英国メディアの報道を引用し、「中国はC919の初飛行の際には世界各国から顧客と報道陣を招く見込み」と伝えつつ、これは中国の大型旅客機が世界に向けて飛び立とうとしていることを示すと論じた。

 続けて、「C919は世界の大型旅客機市場で必ず頭角を現す」と主張。開発担当者の見解として「中国は経験も技術も豊富なライバル会社からの圧力のもと、大型旅客機の開発という大きな成果を挙げた」と紹介し、ライバル機に対するC919の最大の強みは「価格だ」とした。

 さらに、C919そのものは、まだまだ米ボーイング社の旅客機に及ばないことを認めつつも、「中国政府の強力な支持のもと、C919のメーカーである中国商用飛機は更なる市場の拡大に向けて心血を注いでいる」とし、この先数十年で中国商用飛機は米ボーイング社の「最も強力なライバルになるだろう」と主張した。

 中国は広大な国土を持つため、旅客機市場の規模も非常に大きいが、その市場は現在海外メーカーに奪われているのが現状だ。中国としては自国のニーズは自国の製品で満たしたいと考えており、これがC919などの旅客機開発の大きな動機の1つとされている。打倒ボーイングで中国が動いているなか、日本でも国産旅客機MRJの開発成功を期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)