「まだ1試合しかやっていないので、あまり分からないですけど……。ちょっと今日は(自分の力を)出し切れなかったので、まだ分からないです」
 
――高円宮杯U-18プレミアリーグの試合では、試合を通してプレスをかけ続けている。J1との違いは?
 
「J1とプレミアでは、どうしても体格差だったり、精神的、戦術だったりも含めて、1回のプレスを全力でやった後に、次のプレスをまたかけるのは、J1だと息が続かないっていうわけじゃないですけど、難しいなと。プレミアだと全然、何回でもいけるんですけど。Jリーグになってくると、こうなんだなと思いました」
 
――試合中にはFC東京サポーターからの「建英コール」がありましたが、聞こえていた?
 
「あっ、ちょっと聞こえていました(笑)」
 
――試合中はプレーに夢中になるので、やはりあまり聞こえないもの?
 
「最初、それが本当に心配で……応援のほうに耳がいっちゃって、プレーに集中できなかったらどうしようと考えていたんですけど、プレーしてみると想像とは全く違って、気持ちいいものではありましたけど、全く聞き入っちゃうというわけではなかったです」
 
――試合後、スタンドのサポーターに「シャー!」をした際、永井選手に教えていたように見えた。
 
「永井選手が(FC東京で)初ゴールを決められたということで、『まだシャー!をしたことがない。教えてくれる?』と言われたので。自分は何回かやったことがあったので」
――北海道コンサドーレ札幌には小野伸二選手がいましたが印象は?
 
「小野選手のプレーはYouTubeとかでも出ていたりして、見ていたりしますけど、前節のルヴァンカップのボレーもそうですし、ひとつ1つの(プレーの)質が高い。トラップも足に何か付いているんじゃないかっていうくらい、吸い付くようなトラップばかりで、本当にこれが一流選手だと思いました」
 
――小野選手から刺激は受けた?
 
「やっぱり小野選手もワールドカップとか経験されたりしていて、本当にオーラもあってプレーの質もあって、本当にいい経験をさせてもらいました」
 
――小野選手は久保選手を「僕の15歳の時とは比べものにならない。堂々とプレーしていました」と評価していました。
 
「本当に光栄です」
 
――これからどんなキャリアを送っていきたいか?
 
「サッカーをやっている以上、どんどん上を目指していきたいというのは自分でも思っていますし、できるだけ早くこのレベルの選手になって、もっと上に行ければいいなと思います」
 
――味方がボールを持った時に、細かく動き直していた。
 
「ボールがほしかったので、そこは意識していました」
 
――J3の中では、「左だけじゃなくて右もあるぞというのを見せたい」と言って駆け引きができていた。このレベルでは余裕がなかった?
 
「今日は相手が疲れていて、そこまでマークとかも全然しつこくなかったので、左だけでいけちゃったという感じですね。そこで左を切られた時に難しくなるんじゃないかなと思います。左でいけないのであれば、右を使うしかないと思っているので、そこはやっていきたい」
 
――ファウルされた時、怪我をしないように受け身も取った?
 
「とくにそういうのはないですけど、シュートを打った瞬間に、身体を当てられたので、怪我をしないようにコケました」
 
――具体的にこれからどう成長していきたいか?
 
「今の時点で、自分は他の同年代の選手より半歩くらい前には、いれているかなというのは思っているので。スタートが早いだけじゃなくて、失速せずにこのままどんどん上にいきたいなと思います」