あのミニ・モークが電気自動車として復活! 今夏より米国で販売開始
MINIをベースに骨組みだけにしたようなクルマ「Mini Moke(ミニ・モーク)」(写真)を、電気自動車として復活させようとしている会社がある。

米国ニューヨークにあるMoke America(モーク・アメリカ)という会社は、「クラシックなルック&フィールに現代の安全性と利便性をミックスさせ」再設計した「eMoke」と呼ばれるクルマを、今年の夏に米国で販売開始する予定だという。

同社によると、最高出力20psと最大トルク95Nmを発生する電気モーターが前輪を駆動し、最高速度は25mph(約40km/h)。MINIの4気筒エンジンを搭載していたオリジナルのモークに比べたら動力性能は控え目だ。12kWhのバッテリーは一般家庭の110ボルトの電圧で8〜10時間でフル充電され、航続距離は40〜90マイル(64〜145km)と発表されている。米国における公道走行の認可も取得済みだというが、その姿から分かる通り、こじんまりした市街地での走行が基本であることは明らかだ。今後はガソリン・エンジン搭載車も生産される計画で、同社では中国の奇瑞汽車(チェリー自動車)製エンジンを使い、最高速度65mph(約105km/h)のクルマになるとしている。

このクルマのことを「どこかで聞いたことがあるような気がする」と思った方もいらっしゃるだろう。実は2013年にご紹介したように、Moke International(モーク・インターナショナル)という会社が、同様のクルマを販売しているのだ。ガソリン・エンジン車の方はモーク・アメリカ社のものと同じく、奇瑞のエンジンを搭載し、最高速度も同じ65mphとされている。実際、両社のサイトに掲載されている写真を比べると、ホイールが同じものであることが分かるが、モーク・アメリカ社は、モーク・インターナショナル社とは全く関係がないと言っている。

モーク・アメリカ社では今夏の発売に向けて現在予約を受付中で、販売価格は1万5,975ドル(約180万円)。予約時に50%の前払い金が必要だ。航続距離も最高速度も大したことのないEVとしては結構な高額だが、住民だけがその居住区に入れるような「ゲートコミュニティ」の敷地内や、小さなビーチ沿いの町をのんびり走るというのであれば、それなりに楽しい乗り物だろう。

By Joel Stocksdale

翻訳:日本映像翻訳アカデミー