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戸建て住宅の購入を考える際、新築ではなく中古住宅を選ぶ理由のひとつに、価格的なおトク感があると思います。

安く手に入った分、リフォームやリノベーションに費用を回したり、将来のメンテナンスや建て替えに備えて貯金をしたり。

でも、物件によっては結局、「ソンをした!」と嘆くことになるケースも……。

そうならないために、最低でもこれだけは注意してほしい、という3つのポイントについてお話しします。

■ポイント1:「超!お買い得」と感じる物件こそシビアにチェックを

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中古住宅を探し始める場合、まずは住みたいエリアの物件情報を集めると思います。

情報を集めるなかで、築年数や広さに対する大まかな価格の感覚がつかめてくるはずです。

その中で、「これは超お買い得!」という物件を見つけたときこそ、要注意です。

安くしないと売れない理由があるのかもしれません。

そこで、本当におトクなのかどうかを、シビアにチェックしましょう。

特に気をつけたいのは、建物の状態です。

後悔しないためにも、住宅の診断(ホームインスペクション)は受けておきたいもの。

内見中に、もし以下のような点に気付いた場合は、なおさらです。

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・基礎や外壁にひびが入っている

→隣の建物と接近していても、建物のまわりを全方向から見ます。

・カビが生えている場所がある。カビ臭い。湿度が高く感じる

→水まわりはもちろん、納戸の内部や北側の部屋、隣接する建物と接近している場所など、五感を使ってチェックします。

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・床下の構造材に細くなったり、欠けている部分がある。床下に朽ちた木片が落ちている

→懐中電灯を持ち、床下点検口から様子を見てみます。点検口がない場合は、床下収納庫を取り外せば見ることができます。

・床がフカフカする。きしむ音がする

・天井やクロスにシミがある

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またリフォーム済みの場合は、表面のキレイさに惑わされないようにしたいものです。

ありのままの状態がチェックできるという点では、リフォームされていない物件のほうが安心できるケースもあるでしょう。

建物の状態以外にも、安くしてでも売りたい理由があるのかもしれません。

可能ならば、近所の方に何か知っていることはないかを聞いてみてもよいでしょう。

■ポイント2:売り出してからあまりに年数が経っている物件は要注意!

売り出してからの年数が経っている場合も、要注意です。

やはり、なかなか売れない理由が何かあると考えましょう。

考えられる理由は、「ポイント1」で挙げたことと重なりますので参考にしてください。

買い手がつかないから、価格を下げるということが多いからです。

■ポイント3:欠陥が見つかった場合の費用負担について確認しておく

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住み始めてからのトラブルに備えてチェックしたいのが、「瑕疵(かし)担保責任」と「既存住宅売買瑕疵(かし)保険」です。

瑕疵(かし)担保責任とは、住宅を購入した後に見つかった雨漏りなどの欠陥について、売り主に損害賠償を求めることができるというものです。

売り主が不動産会社の場合は、引き渡しから2年以上その責任を負うことになっています。

けれども不動産会社以外が売り主の場合は、責任を負わないという契約になっているケースが多いようです。

契約書にどのように記載されているかをチェックして、あらかじめ知っておくことが大切です。

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一方、既存住宅売買瑕疵(かし)保険とは、中古住宅の購入後に欠陥が見つかった場合、その修繕費などについて保険金が支払われるというものです。

保険加入の際には、住宅の検査が行われるという点も安心できます。

保険に加入している物件の場合は、保険対象となる部分や期間などについて確認をしておきましょう。

いかがでしたか。

今回は住宅そのものに対する注意点に的を絞りましたが、建物だけ、敷地だけを見て決めないことも大切です。

いろいろな時間帯や曜日に足を運び、周囲の環境、様子をチェックしてから決めたいものです。

【参考】

※ 住まいのあんしん総合支援サイト - 国土交通省

※ 一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会