米上院司法委員会の公聴会で証言する連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー長官(2017年5月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー(James Comey)長官は3日、上院司法委員会の公聴会で証言し、昨年行われた大統領選挙の投票日直前にヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)民主党候補の私用メール利用問題をめぐる捜査再開を議会に通知した自らの判断について、自身が選挙結果を左右したと考えると「吐き気」がすると述べた。

 同長官は「われわれが選挙に影響を与えたかもしれないと考えると、少し吐き気をおぼえる」と発言。一方で「だが正直に言って、それでも決断は変わらなかっただろう」と述べ、捜査再開を公表しない方がずっと悪い判断だったと説明した。

 私用メール問題の捜査は一旦は終了が宣言されていたが、大統領選の投票日まで10日余りに迫った昨年10月27日、行方不明になっていたクリントン氏の電子メールが元連邦議員のノートパソコンから機密指定のデータと共に見つかったことを受けて再開された。

 捜査再開の情報は28日に議会に通知された直後にメディアに取り上げられ、クリントン氏の痛手となった。FBIは政治的中立を守らなかったとして厳しい批判を受けた。また、民主党は今も同長官の行動に怒りを示している。

 クリントン氏は今月2日のインタビューで、捜査再開の公表が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)現大統領に敗れた主な要因の一つになったとの見方を示し、「選挙が10月27日だったら、私が大統領になっていた」と語っている。
【翻訳編集】AFPBB News