2日、北朝鮮の核・ミサイル開発問題で朝鮮半島情勢が緊迫する中、平壌にある中国大使館が、北朝鮮国内に滞在する中国国民に帰国を呼び掛けていたことが分かった。写真は北朝鮮。

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2017年5月2日、韓国英字紙のコリア・タイムズによると、北朝鮮の核・ミサイル開発問題で朝鮮半島情勢が緊迫する中、平壌にある中国大使館が、北朝鮮国内に滞在する中国国民に帰国を呼び掛けていたことが分かった。米華字メディアの多維新聞が伝えた。

中国大使館は、北朝鮮の軍事挑発が米国の攻撃を誘発する可能性があるとして、朝鮮人民軍創建85周年記念日の5日前の先月20日から、中国国民に帰国を促すメッセージを送信し始めたという。

平壌で暮らしていたというある中国人男性は「大使館からの連絡を受け、4月中に帰国した」とし、「いつもは2〜3カ月おきに中国に帰っているが、中国にしばらく滞在するべきだと言われたので、1カ月早く北朝鮮を離れた」と話している。

男性によると、大使館はこれまで一度もこのような警告を出したことがないという。男性は「私は心配して急いで退去したが、平壌市内の平和な雰囲気をみると、市民らは、ミサイルや核実験が世界的な危機を招いていることを知らない可能性もある」とも話している。

中国大使館の警告は、北朝鮮の武力による威嚇と、米国による金正日(キム・ジョンイル)政権転覆の動きが、海外の中国人に影響を及ぼす可能性があると中国が懸念していることを示している。(翻訳・編集/柳川)