そろって来日したゾーイ&デイヴ

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 銀河で大奮闘する異色のヒーローチームを描いた人気シリーズ第2弾『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を引っさげ来日したゾーイ・サルダナ&デイヴ・バウティスタが、宇宙で繰り広げられる本作のバトルシーンの撮影裏を語った。

 マーベルスタジオが放つ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは、スター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)が、宇宙一荒っぽいアライグマのロケット(声:ブラッドリー・クーパー)とその小さな相棒ベビー・グルート(声:ヴィン・ディーゼル)、そして緑色の肌を持つ美しき暗殺者ガモーラ(ゾーイ)や、野獣の力を宿すもどこか天然なドラックス(デイヴ)をまとめあげ、銀河を救うべく大奮闘する痛快アクションアドベンチャー。

 宇宙が舞台の本作で繰り広げられるバトルは、どれも壮大かつ迫力満点だ。そんなバトルシーンの撮影をゾーイは「とてもやりがいがあったわね。アクションがすごく誇張されているから、ジャンプするだけでもとても高く飛ばなきゃいけないし、動きの何もかもが大きいのよ。だから少し恐怖心もあったけど、トレーニングはいつも楽しかったし、スタントするときはとても安心してできた。撮影現場では安全だと感じられたし、ガモーラが超人であるように私も自由で大胆にこなすことができたと思う」と誇らしげ。

 しかし、横からデイヴが「Instagramにかなりカッコイイ動画をあげてたよね。あれは本当にすごかった」と称えるも、ゾーイはどことなく苦笑い。その動画とは、ガモーラにふんするゾーイが高所から勢いよく飛び降りる一部始終を収めたもので、ゾーイは「ワイヤーでつながれていたんだけど、本当に高かったの。それに、飛ぶときにはワイヤーの張力を感じないっていうスタッフの説明をなぜか私は気に留めていなくて……。だから飛んだ瞬間、何かがおかしいって感じた。それこそ身一つで落ちた感覚で、それなのにもう一回やらなきゃいけなくなって、私は『できない!』ってパニックだった。でもみんなはそんな私のこと見て笑ってたし、子供になった気分だったわ。そのアクションを終えてワイヤーを外したら脱力しちゃって、自分でもおかしくて笑ちゃった。最終的にいつも笑えるっていうのはいいことよね、でも時に恐ろしいのよ」と本音もポロり。

 さらに本作のアクションシーンを難しくしているのが、アンサンブルキャストであるということだ。それもチームにはアライグマと樹木型ヒューマノイドまでもいる。「撮影現場にはロケットを演じる人がいたんだ。1作目も2作目も、(ジェームズ・ガン監督の弟でクラグリン役も務めている)ショーン・ガンがロケットをやってくれた。彼のおかげで僕らは演技がしやすくなる。彼は素晴らしくて、ロケットそのものだったよ。ベビー・グルートは人形を使った。あれほど小さい人間はいないから、スタンドインを使うことはできなかったからね。どこにいるのかを把握して、視点を合わせるために人形を使っただけだったから、ベビー・グルートとのシーンはかなり想像力を使わなきゃいけなかったね」と撮影の裏側を説明するデイヴ。ちなみに、1作目ではベビー・グルートではなくグルートだったため、スタンドインの俳優もいたそうで、その俳優は超目立つグルートの頭だけをかぶって撮影に参加していたという。

 そして、大勢がそれぞれに動くアクションが多いだけに、「コリオグラフィー(振り付け)が全てね。アクションを自由にするのに、振り付けは頼りになるものだと思う。振り付けさえ身につけておけば、即興になったとしてもリラックスして楽しむことができるわ。本作のように技術的なことを多く要求される映画では、自分が何をやるのかよくわからなくなる。そんなときに振り付けの練習をしていないと、本番で真実味のあるアクションができないと思うわ」とコリオグラフィーの重要性をゾーイが説くと、デイヴも「リハーサルではとにかく練習するよな。アクションはタイミングが重要だから。あとは編集も。アハハハ」とドラックスさながら茶目っ気たっぷりに付け加える。

 「あとはたくさん質問することね。『どこから来るの? 具体的にどこから? どれくらい大きいの? どれくらいうるさいの? 触手はいくつ? 私に向かってくるの?』って。そういう情報を全て共有することに寛大な監督とチームがいることで、質問ばかりしてるって思わせないでくれるのが良いところ。だからヒマさえあれば、何でも質問できるの。それで本番に挑むころには自信を持って、彼らが望んでいたパフォーマンスをすることができる。でもたまに超笑えるんだけどね」と撮影の日々を振り返るゾーイは、「こういう映画を撮るのって本当に信じられないことなの。実践あるのみだから。自分が正しいと思うことをして、もちろん楽しみながらね。自分の想像力を使ってリアルさを信じながら演じる。自分の中の子供心がでてきて、いつもワクワクするの。それに失敗してもバカにされない、安心できる環境だからこそ、私たちはみんなで『今の演技よかったよね、素敵だったね』とか、『あの瞬間は泣けるね』とか思えるの。決して(高い声で)「アッーーーハハハ!」みたいにバカにされることはないわ」と思いやりに満ちた撮影現場だったと述懐。それを受けて、デイヴも「1作目の時とは違って、2作目では何をしているのかがわかるようになった。面白い映画をつくってるっていう感覚もあった。僕たち自身やキャラクターのかけらが作品に反映されていて、もちろんそれが全てを構成しているわけではないし、たまにありえないというようなことも劇中にはあるけど、それをあまりシリアスに捉えるのではなくて楽しんでくれればと思う」と第2弾をアピールしていた。(編集部・石神恵美子)

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日より全国公開