北アイルランドのクレイガボン州にある警察署が、4月19日に発生した事案について、Facebook上で市民の協力を仰いだ。

非常に反抗的な“ナイジャル”

午前3時30分ごろ、パトロール中の警察官が遭遇したのが“ナイジャル”だ。不審に思った警察官が声をかけたところ、非常に反抗的な態度を見せたという。

非常に怒りやすく、警察官にかみつくといった行動をみせたナイジャル。結局彼は「危険横断」や「暴行」などで身柄を確保され、警察署へと移送されることになった。

移送中も警察官をパトカーから追い出そうとするなど、問題のある態度を見せていたそうだ。

移送中のナイジャルの姿がこちら。

PSNI Craigavon/Facebook

実は飼い主を探す投稿

実はこの投稿は迷い犬の飼い主を探すもの。チワワ犬の飼い主に連絡をするように求めている。ナイジャルという名前も、「知り合いのナイジャルに似てる」からつけられた仮名だ。

しかし、警察官がナイジャルに手を焼いたのは本当のようで、「僕の指の安全のため、早く迎えに来て欲しいです。どの指ともお別れしたくありません」と懇願している。

Facebookのおかげで飼い主が見つかる

投稿からわずか1時間後、飼い主が無事に迎えに来たそうだ。ナイジャルの本名は「ライオン・キング」の主人公と同じ“シンバ”だと判明。「彼は確かに自分のことをライオンだと思っている」とクレイガボン警察はコメントしている。

現在までに2,000人近くがこの投稿にリアクションし、600件近いシェアを受けている。クレイガボン警察は、早期解決は「Facebookの勝利」だと投稿している。

早期解決したが批判も?

ただし、コメントの中には「危険な横断で身柄を拘束だって?」「パトカーに押し込められて、かわいそうなナイジャル」「こんな子を捕まえるなんて、恥を知りなさい」といった批判の声も混じっている。

一方でクレイガボン警察は、こういった批判が来ることを予想していたようで、むしろ#JusticeForNigel(ナイジャルに正義を)や #ChihuahuaLivesMatter(チワワの命も大切だ)といったハッシュタグが出現しなかったことに驚いたようだ。

もちろん批判もジョーク。シンバの不当逮捕劇はアメリカやイギリスのメディアにも取り上げられ、多くの人がこの投稿を楽しんだ。

また、ナイジャルが確保された近辺では放火事件が相次いでいるそうで、そちらの情報提供も呼び掛けた。

PSNI Craigavon/Facebook